6.2 特定のイベントが発行されたら自動でコマンドを実行する方法
イベントが発行されると,システム管理者がコマンドを実行してイベントに対処する場合があります。システム管理者が,いつも特定のイベントに対して特定のコマンドを実行していては,負担が掛かります。負担を軽減させるために,特定のイベントが発行されたら自動でコマンドを実行するよう設定しましょう。
このマニュアルでは,重大度が「エラー」のイベントが発行された場合にバッチファイル(errornotice.bat)を実行し,システム管理者へエラーを通知する手順を説明します。バッチファイルは事前に用意し,Windowsの管理サーバの「C:\jp1im」に格納してください。
Linuxの場合,実行アプリケーションの格納先,およびファイル名を読み替えて同じ手順で設定してください。
便利メモ
- 一度実行したアクションを一定の期間だけ実行しないようにしたいとき
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自動アクションを設定したイベントが短期間で大量に発行された場合,何度もアクションを実行してしまいます。自動アクションの抑止を使用すると,不要なアクション実行を防ぐために,一度実行したアクションを一定の期間だけ実行しないようにできます。詳細については,マニュアル「導入・設計ガイド」の「6.4.4 同一アクションの抑止」,およびマニュアル「構築ガイド」の「5.5.4 自動アクションの実行抑止の設定」を参照してください。
- 障害が発生したことをメールで送信したいとき
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JP1/IM - Managerのメール通知機能を使用すると,障害が発生した場合にメールを送信するように,自動アクション機能で設定できます。詳細については,「付録A.1(2) メール環境定義ファイルを作成してメール通知機能をセットアップする(Windows限定)」を参照してください。Linuxについては,sendmailコマンドを使用してメールを送信するように設定してください。
キーワード
自動アクション,コマンド,自動アクションサービス,メール,通知