2.4.7 JP1/IM - Agentのインストール(Windowsの場合)
エージェントとするホストにJP1/IM - Agentをインストールします。ここでは,JP1/IM - Agentの新規インストール手順について説明します。
(1) エージェントパッケージからインストールする(Windowsの場合)
JP1/IMで監視するシステム内で,エージェントとするホストに,JP1/IM - Agentを新規インストールします。インストールには,マネージャーからダウンロードしたエージェントパッケージを使います。
なお,エージェントパッケージは,マネージャーのインストール時に自動的に登録されます。
前提条件
次の条件を満たす必要があります。
-
インストールを実施するホストのOSがJP1/IM - Agentの前提OSである。
-
インストールを実施するOSユーザーがAdministrators権限を所有している。
-
インテリジェント統合管理基盤がセットアップされている。
-
JP1/IM3-Managerサービスが起動している。
-
ログインに使用するJP1ユーザーに必要な権限が割り当てられている。
操作手順
-
JP1/IM - Agentをインストールするホストにログインします。
-
REST APIを実行して,マネージャーに登録されているエージェントパッケージをダウンロードします。
curlコマンドを使用したファイル取得例を次に示します。
curl -OL -H "Authorization: Bearer トークン" -H "Cookie: JSESSIONID=セッションID" -v http://JP1/IM - Managerホスト名:20703/download/imagent/エージェントパッケージのファイル名
トークンおよびセッションIDはログインREST APIを発行して取得します。
curl -X POST -H "Content-Type: application/json" -d "{\"user\": \"ユーザー名\", \"password\": \"パスワード\"}" -v http://JP1/IM - Managerホスト名:20703/im/api/v1/login
完了後はすみやかにログアウトREST APIを発行することを推奨します。
curl -X POST -H "Content-Type: application/json" -H "Cookie: JSESSIONID=セッションID" -v http://JP1/IM - Managerホスト名:20703/im/api/v1/logout
-
ダウンロードしたエージェントパッケージを解凍します。
解凍方法の例を次に示します。
Expand-Archive -Path jp1_pc_agent_windows_JP1/IM - Agentのバージョン番号(VVRRSS形式).zip
-
インストーラーを起動します。
起動したインストーラーの指示に従ってインストールを進めてください。インストール時には,次の項目を設定します。
-
ユーザー情報
-
インストール先フォルダ
インストール先フォルダの初期設定は次のとおりです。
システムドライブ\Program Files\Hitachi\
インストール先に指定できる文字は,半角英数字,半角スペース,半角ハイフン(-),半角アンダースコア(_),半角円記号(¥)※1,半角コロン(:)※2です。
注※1 フォルダ間の区切りに使用する文字を示します。フォルダ名には使用できません。
注※2 ドライブとフォルダの区切りに使用する文字を示します。フォルダ名には使用できません。
-
インストールモード
[通常インストールモード]を選択します。
次の項目を設定します。
・接続先のマネージャーホストのホスト名
新規インストールする統合エージェントを管理する接続先のマネージャーホストのホスト名を指定します。
・初期シークレット
初期シークレットは,次に示す手順で統合オペレーション・ビューアーから確認(発行)します。
1. 統合オペレーション・ビューアーへログインし,[オプション]メニューから[初期シークレット発行]をクリックして[初期シークレット表示]画面を表示します。
2. [初期シークレット表示]画面の[発行]ボタンをクリックし,初期シークレットの発行を確認する画面で[OK]ボタンをクリックします。[OK]ボタンをクリックすると,初期シークレットが発行されます。
3. 発行した初期シークレットを任意のファイルに保管し,ほかのエージェントとなるホストにJP1/IM - Agentをインストールするときに利用します。
-
-
再起動を要求された場合は,Windowsを再起動します。
関連項目
-
構築ガイド 1.3.1(3)(c) インストーラーで使用する初期設定用環境変数
-
構築ガイド 1.3.1 インストール手順(Windowsの場合)
-
画面リファレンス 1.2.1 インテリジェント統合管理基盤の[ログイン]画面
-
画面リファレンス 2.1 [統合オペレーション・ビューアー]画面の概要
-
画面リファレンス 2.2.3 [初期シークレット表示]画面
(2) 提供媒体からインストールする(Windowsの場合)
JP1/IMで監視するシステム内で,エージェントとするホストにJP1/IM - Agentを新規インストールします。
前提条件
次の条件を満たす必要があります。
-
インストールを実施するホストのOSがJP1/IM - Agentの前提OSである。
-
インストールを実施するOSユーザーがAdministrators権限を所有している。
操作手順
-
JP1/IM - Agentのサービスを停止します。
-
JP1/IM - Agentの提供媒体をドライブに入れます。
起動したインストーラーの指示に従ってインストールを進めてください。インストール時には,次の項目を設定します。
-
ユーザー情報
-
インストール先フォルダ
インストール先フォルダの初期設定は次のとおりです。
システムドライブ\Program Files\Hitachi\
インストール先には,記号(; # ’%など),SJISの文字コード範囲外の文字コード(JIS第3水準,第4水準)を含むフォルダは,指定しないでください。
-
インストールモード
[通常インストールモード]を選択します。
次の項目を設定します。
・接続先のマネージャーホストのホスト名
新規インストールする統合エージェントを管理する接続先のマネージャーホストのホスト名を指定します。
・初期シークレット
初期シークレットは,次に示す手順で統合オペレーション・ビューアーから確認(発行)します。
1. 統合オペレーション・ビューアーへログインし,[オプション]メニューから[初期シークレット発行]をクリックして[初期シークレット表示]画面を表示します。
2. [初期シークレット表示]画面の[発行]ボタンをクリックし,初期シークレットの発行を確認する画面で[OK]ボタンをクリックします。[OK]ボタンをクリックすると,初期シークレットが発行されます。
3. 発行した初期シークレットを任意のファイルに保管し,ほかのエージェントとなるホストにJP1/IM - Agentをインストールするときに利用します。
-
-
再起動を要求された場合は,Windowsを再起動します。
関連項目
-
構築ガイド 1.3.1(3)(c) インストーラーで使用する初期設定用環境変数
-
構築ガイド 1.3.1 インストール手順(Windowsの場合)
-
画面リファレンス 1.2.1 インテリジェント統合管理基盤の[ログイン]画面
-
画面リファレンス 2.1 [統合オペレーション・ビューアー]画面の概要
-
画面リファレンス 2.2.3 [初期シークレット表示]画面