Hitachi

プリンタマネージャ 


7.1.2 印刷ジョブのリストアについて

印刷ジョブのリストアでは、マネージャのリストアを使用します。リストアを使用すると、選択した印刷ジョブをバックアップファイルから復元できます。復元した印刷ジョブは、マネージャサービスによって新たな管理番号が採番され、[ジョブ一覧]ウィンドウに表示されます。

リストアでは、受付プリンタを選択して、そのバックアップファイルのジョブ一覧からリストア対象の印刷ジョブを指定します。リストア時に、印刷ジョブの管理番号は新たに採番されますが、印刷ジョブの属性(状態や処理結果など)は、バックアップ時の状態がそのまま引き継がれます。また、バックアップ時と異なる受付プリンタにもリストアできます。

重要

リストア時には、リストア用の受付プリンタを用意することをお勧めします。すでに運用している受付プリンタにリストアしてしまうと、リストアした印刷ジョブが、[ジョブ一覧]ウィンドウの大量にある印刷ジョブの中に埋もれてしまうため、確認しにくくなることがあります。

また、リストア用にほかの受付プリンタを使用する場合、プリンタドライバの違いなどによって、リストア後に正常に印刷されないことがあります。この場合、リストア元の受付プリンタと、リストア用の受付プリンタを同じプリンタの設定にすると、印刷結果が改善されることがあります。ただし、リストア元の受付プリンタとプリンタドライバが異なるプリンタを、リストア先の受付プリンタで選択した場合の印刷結果は保証しません。

リストアを利用した例を次の図に示します。

図7‒3 リストアを利用した例

[図データ]

この図では、リストアで、PRT01のバックアップファイルから対象の印刷ジョブを選択し、マネージャであらかじめ用意した受付プリンタ「PRT04」をリストア先の受付プリンタに指定しています。リストアを実行すると、対象の印刷ジョブが受付プリンタ「PRT04」にリストアされます。マネージャの[ジョブ一覧]ウィンドウには、リストアされた印刷ジョブが、新たな管理番号で追加された一覧が表示されます。

リストア起動時の前提条件

リストアを起動する場合、次の条件を満たしている必要があります。条件を満たしていない場合、エラーメッセージが出力され、リストアは起動できません。また、ほかのマシンで作成したバックアップファイルはリストアできません。同一マシン内で作成したバックアップファイルをリストアしてください。