Hitachi

プリンタマネージャ 


6.3.4 印刷ジョブの転送先や転送失敗時の処理を設定する

背景

転送先への印刷データ送信エラー発生時に、リモートプリンタサービスを停止しないで、印刷データの送信を継続するための設定をします。また、プリンタサーバの転送先としてモニタのLPD受信サービスを利用する場合は、モニタのLPD受信サービスで使用するLPRプロトコルのTCPポート番号を指定します。ここで指定するポート番号は、モニタ環境設定の[クライアント設定]画面で指定するポート番号と同じ値にする必要があります。

前提条件

操作手順

  1. [リモートプリンタ環境設定]画面で[共通設定]ボタンをクリックします。

    [共通設定]画面が表示されます。

    [図データ]

  2. 転送失敗時にサービスを停止する設定や、モニタのLPD受信サービスで使用するLPRプロトコルのポート番号を指定して、[OK]ボタンをクリックします。

    [共通設定]画面の設定項目を次に示します。

    設定項目

    内容

    [ジョブの転送失敗時にサービスを停止する]チェックボックス

    転送先への印刷データ送信エラー発生時に、リモートプリンタサービスを停止するかどうかを指定します。印刷データ送信エラー発生時に、リモートプリンタサービスを停止する場合はこのチェックボックスをチェックしてください。

    チェックボックスをチェックすると、印刷データ送信エラー発生時に、リモートプリンタサービスは停止します。チェックボックスのチェックを外すと、印刷データの送信エラー発生時に、リモートプリンタサービスは停止しないで、転送先へ印刷データの再送信処理を繰り返します。

    [共有プリンタ新規作成]画面または[共有プリンタ設定]画面(共有プリンタ編集画面)で、[モニタの出力先プリンタ名]にモニタ側で作成していないプリンタを指定した場合は、リモートプリンタサービスでジョブの転送エラーが発生します。この場合、次の手順でリモートプリンタサービスを再起動してください。

    1. リモートプリンタサービスが停止していない場合は、リモートプリンタサービスを停止する

    2. [共有プリンタ設定]画面(共有プリンタ編集画面)でモニタの出力先プリンタ名を確認して、モニタ側で作成した出力先プリンタの名称を指定する

    3. クライアントマシンのWindowsスプーラ上の印刷ジョブを手動でキャンセルする

    4. リモートプリンタサービスを再起動する

    [印刷ジョブの転送先として、モニタのLPD受信サービス(拡張オプション提供機能)を利用する]チェックボックス

    クライアントマシンのリモートプリンタサービスで、印刷データをモニタのWindowsプリンタへ送信する際に、モニタのLPD受信サービスで受信するかどうかを指定します。モニタのLPD受信サービスで受信する場合は、このチェックボックスをチェックして、[通信用ポート番号]を設定してください。

    チェックボックスをチェックすると、転送先としてモニタのLPD受信サービスを利用します。モニタのLPD受信サービスは、拡張オプションで提供しています。チェックボックスのチェックを外すと、転送先としてWindowsのLPDサービスを利用します

    [通信用ポート番号]

    転送先としてモニタのLPD受信サービスを利用するために、モニタのLPD受信サービスで使用するLPRプロトコルのTCPポート番号を指定します。指定できる値は0〜65535で、デフォルト値は「25402」です。[通信用ポート番号]は、[印刷ジョブの転送先として、モニタのLPD受信サービス(拡張オプション提供機能)を利用する]チェックボックスをチェックすると活性となります。非活性の場合、[通信用ポート番号]には「515」が仮定されます。

    システムでポート番号「25402」をすでに使用している場合は、重複しないポート番号を指定してください。ただし、ポート番号「515」は、WindowsのLPDサービスで使用するため指定できません。

    [通信用ポート番号]には、モニタ環境設定の[クライアント設定]画面で[通信用TCPポート番号]に指定した番号と同じ値を設定してください。

    メモ
    • 設定項目の指定誤りを示すメッセージが表示された場合は、メッセージに従って指定値を見直してください。

    • 01-87より前からリモートプリンタサービスを利用している場合、モニタのLPD受信サービスを利用するときは[印刷ジョブの転送先として、モニタのLPD受信サービス(拡張オプション提供機能)を利用する]チェックボックスをチェックします。また、従来どおり、WindowsのLPDサービスを利用するときは[印刷ジョブの転送先として、モニタのLPD受信サービス(拡張オプション提供機能)を利用する]チェックボックスのチェックを外します。

    [共通設定]画面が閉じられ、[リモートプリンタ環境設定]画面が表示されます。