3.2.3 プリンタと接続するために必要な情報の決定
モニタは、直接プリンタを監視するため、プリンタ情報をあらかじめ決定しておく必要があります。キュー名やコミュニティ名を各プリンタの標準値から変更する場合には、それぞれ設定する必要があります。
IPアドレス
モニタの出力先プリンタとして登録できるプリンタは、LANに直接接続されていて、かつIPアドレス(IPv4)を固定とする必要があります。プリンタのIPアドレスを事前に決定しておいてください。
プリンタ名称
印刷データの送信先となるプリンタの名称を決定します。決定したプリンタ名称は、モニタの環境設定で出力先プリンタ名として設定します。モニタの環境設定では、指定した出力先プリンタ名でWindowsプリンタを作成します。印刷アプリケーションでは、このWindowsプリンタに対して印刷を実行します。
プリンタ監視方式
プリンタマネージャでは、印刷データの送信先となるプリンタのMIB情報を取得して、プリンタの障害を監視します。プリンタマネージャで使用する監視方式を次に示します。
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標準MIB:RFCに規定されているMIB情報を使用して、プリンタの障害を監視します。インパクトプリンタおよびページプリンタを監視する場合に使用できます。
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拡張MIB:ベンダで拡張したMIB情報を使用して、プリンタの障害を監視します。拡張MIBを使用すると、ジョブ単位で印刷データを送信している場合にプリンタで障害が発生したときも、障害発生ページを特定できるようになります。インパクトプリンタを監視する場合に使用できます。
プリンタごとの指定値については、取扱説明書を参照してください。
キュー名
印刷データの送信先となるプリンタのLANアダプタのプリントキュー名と、モニタの設定値を合わせる必要があります。LPR印刷時に使用するプリンタ接続名(プリントキュー名)は、利用するプリンタによって異なります。各プリンタで使用するプリントキュー名を確認の上、設定してください。
コミュニティ名
問い合わせ先となるプリンタのLANアダプタのSNMP認証コミュニティ名と、モニタの設定値を合わせる必要があります。SNMP認証コミュニティ名を変更する場合は、LANアダプタのドキュメントを参照してください。