$SUBSTR(部分文字列抽出関数)
指定した文字列、抽出開始位置および文字列の長さの定義に従って、部分的に文字列を抽出します。
形式
返却値=$SUBSTR(処理対象文字列,抽出開始位置,抽出する文字列の長さ)
指定する値
-
返却値
部分抽出した文字列を設定する変数名を指定します。
-
処理対象文字列
抽出の対象となる文字列を定数または変数で指定します。定数を指定する場合は、「'(シングルクォーテーション)」で囲みます。
-
抽出開始位置
処理対象文字列の先頭文字を0として、抽出を開始する位置を定数または変数で指定します。定数を指定する場合は、「'(シングルクォーテーション)」で囲みます。
抽出開始位置には、0以上の値を指定してください。存在しない抽出開始位置を指定した場合、0バイトの文字列を返します。
-
抽出する文字列の長さ
抽出する部分の文字列の長さ(バイト数)を定数または変数で指定します。処理対象文字列の長さを超えて指定した場合、処理対象文字列の長さまでが有効となります。なお、抽出開始位置から最後の文字列をすべて指定する場合は、負数を指定します。
終了状態
処理の終了状態とその内容を次に示します。
終了状態 |
内容 |
---|---|
NORMAL |
正常終了 |
NODATA |
指定した抽出開始位置が文字列に存在しない |
ERROR |
− |
スクリプト中断 |
引数の誤り、またはそのほかのエラー |
記述例
「NAME」に文字列「ABCDEFG」が格納されている場合、結果として「VALUE」に「ABC」が抽出される記述例を次に示します。
[SET_VALUE] NAME = ‘ABCDEFG’ VALUE=$SUBSTR(NAME,0,3) $ECHO(VALUE)
- 実行結果
-
ABC