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JP1 Version 12 JP1/IT Desktop Management 2 - Asset Console アクセス定義ファイル作成ガイド


$DIV(除算結果の取得関数)

文字列を数値と見なして除算を実行し、その演算結果を返します。

例えば、Asset Consoleの標準のメモリやディスクサイズは、メガバイト単位で管理されていますが、ギガバイト単位で管理している情報を資産管理データベースに登録する際、単位をメガバイトに合わせる必要があります。このような場合、組み込み関数$DIVを使用して、「ギガバイト」を「メガバイト」に変換できます。

〈このページの構成〉

形式

返却値=$DIV(文字列,数字)

指定する値

終了状態

処理の終了状態とその内容を次に示します。

終了状態

内容

NORMAL

正常終了

NODATA

次のどちらかを示す

  • 文字列、数値に指定した値の誤り

  • 演算結果が表現できる値の範囲外

ERROR

スクリプト中断

引数の誤り、またはそのほかのエラー

(凡例)

−:該当しない

注意事項

「文字列」、「数字」に指定できない値が記述されている場合、および演算結果が表現できる範囲外となった場合は、返却値に0が返されます。

記述例

「10÷5」を演算し、結果を出力する場合の記述例を次に示します。

[SET_VALUE]
  VAL1 = 10
  VAL2 = $DIV(VAL1, 5)
 
  MSG = 'DIV: ' +VAL1+ ' / 5 = ' +VAL2
  $ECHO(MSG)
実行結果

DIV: 10 / 5 = 2