Hitachi

JP1 Version 12 JP1/IT Desktop Management 2 - Asset Console アクセス定義ファイル作成ガイド


2.2.3 変数の記述規則

ここでは、アクセス定義ファイルで使用する変数について説明します。アクセス定義ファイルで使用できる変数は、次の種類です。

なお、上記の変数を区別する必要がない場合は、これらの変数を総称して「変数」と呼びます。

〈この項の構成〉

(1) 変数に使用できる文字

変数には、半角英数字および「_(アンダーバー)」を使用します。ただし、変数の先頭に半角数字は使用できません。また、変数は、英文字の大小文字を区別して使用してください。

(2) 変数に使用できない文字列

次の予約文字列は、変数に使用できません。

NORMAL、ERROR、NODATA、MULTI、FLUSH、RENEW、NEW、ADD、CRLF

(3) 変数の宣言

アクセス定義ファイルで変数および配列変数を使用するには、あらかじめその変数および配列変数を宣言しておく必要があります。変数の宣言には[VAR]タグ、配列変数の宣言には[ARRAY]タグを使用します。[VAR]タグ、および[ARRAY]タグの使用方法については、それぞれ「4. アクセス定義ファイルに記述するタグ」の[VAR](変数宣言)および[ARRAY](配列変数宣言)を参照してください。

(4) 変数への代入

変数への代入は、「=」演算子を使用します。

(a) 変数の場合

変数へ代入できるのは次のものです。

  • 文字列

  • 変数の値

  • クラス.プロパティの値

変数の代入文を記述できるのは、次のどちらかのタグです。ただし、クラス.プロパティの値を代入できるのは、[GET_VALUE]タグ内だけです。

  • [SET_VALUE]タグ

  • [CLASS_FIND]、[ASSOC_FIND]および[JOIN_FIND]タグ内の[GET_VALUE]タグ

(b) 配列変数の場合

配列変数は、組み込み関数$SETARRAYを使用して代入文を記述します。

(5) 変数の値の参照

配列変数の値を参照する場合は、次の形式で記述します。

DATA=$GETARRAY(配列変数の値1,配列変数の値2)

(6) 変数の有効範囲

変数、リスト変数、および配列変数は、その変数が宣言されている[BEGIN]タグ〜[END]タグの範囲内で有効です。