Hitachi

JP1 Version 12 JP1/IT Desktop Management 2 - Asset Console 構築・運用ガイド


19.1.1 資産情報として取得できる情報

JP1/IT Desktop Management 2 - Managerの管理情報を基に登録・更新されるAsset Consoleの資産情報の詳細を次の表に示します。

JP1/IT Desktop Management 2 - Managerの管理情報の引き当てでの設定の詳細については、「16.14 引き当て項目の設定(ITDM2管理情報取得)」を参照してください。

表19‒2 JP1/IT Desktop Management 2 - Managerの管理情報を基に登録・更新される資産情報の詳細

項目名

設定される値

既存データが

存在した場合の

更新の有無

資産ID

自動採番されます。

×

資産種別

「ハードウェア」が設定されます。

×

資産番号

次に示す引き当て項目の中から、ITDM2管理情報取得の引き当て項目で選択した項目が設定されます。

  • 自動採番

  • ホスト識別子(機器情報)

  • 追加管理項目

  • コンピュータのシリアルナンバー(システム情報とハードウェア情報)

  • コンピュータ名(システム情報とハードウェア情報)

デフォルトは「自動採番」です。

機器状態

コードID「AssetStatus」のコードの中から、ITDM2管理情報取得の引き当て項目で選択した項目が設定されます。

デフォルトは「運用」です。

稼働管理種別

コードID「AssetWorkKind」のコードの中から、ITDM2管理情報取得の引き当て項目で選択した項目が設定されます。

デフォルトは「稼働管理対象」です。

ITDM2最終更新日付

機器情報の「最終更新日付」、および削除履歴情報の「最終更新日付」のうち、最新の日付が設定されます。

ITDM2 Agent導入状態

機器情報の「管理種別」から取得されます。

部署ID

「部署」に設定された部署情報に対応するIDが設定されます。

部署

次に示す引き当て項目の中から、ITDM2管理情報取得の引き当て項目で選択した項目が設定されます。

  • 設定しない

  • IPアドレスグループ

  • ユーザの所属部署

  • 部署(共通管理項目)

デフォルトは「設定しない」です。

部署(英名)

「部署」に設定された部署情報に対応する部署(英名)が設定されます。

ホスト識別子

機器情報の「ホスト識別子」から取得されます。

設置場所ID

「設置場所」に設定された設置場所情報に対応するIDが設定されます。

設置場所

次に示す引き当て項目の中から、ITDM2管理情報取得の引き当て項目で選択した項目が設定されます。

  • 設定しない

  • IPアドレスグループ

  • 設置場所(共通管理項目)

デフォルトは「設定しない」です。

設置場所(英名)

「設置場所」に設定された設置場所情報に対応する設置場所(英名)が設定されます。

登録日

JP1/IT Desktop Management 2 - Managerの管理情報の取得によって、新規に資産情報の作成された日時が設定されます。

×

棚卸日付

次に示す引き当て項目の中から、ITDM2管理情報取得の引き当て項目で選択した項目が設定されます。

  • 設定しない

  • 追加管理項目

デフォルトは「設定しない」です。

ユーザID

「ユーザ名」に設定されたユーザ情報に対応するIDが設定されます。

ユーザ名

次に示す引き当て項目の中から、ITDM2管理情報取得の引き当て項目で選択した項目が設定されます。

  • 設定しない

  • 利用者名(共通管理項目)

  • アカウント(共通管理項目)

  • メールアドレス(共通管理項目)

  • 追加管理項目

  • OSの所有者(システム情報とハードウェア情報)

デフォルトは「利用者名」です。

ユーザ名(英名)

「ユーザ名」に設定されたユーザ情報に対応するユーザ名(英名)が設定されます。

固有情報

次に示す引き当て項目の中から、ITDM2管理情報取得の引き当て項目で選択した項目が設定されます。

  • 設定しない

  • 機器情報

  • 共通管理項目

  • 追加管理項目

  • システム情報とハードウェア情報

  • 固定値

デフォルトは「設定しない」です。

(凡例)

○:更新される

×:更新されない

注※ ITDM2管理情報取得の引き当て項目の設定に従います。

注意事項

ITDM2管理情報取得画面で、「引き当て方法」に「引き当てキー」を選択して、[引き当て項目]で、資産番号に「自動採番」以外の項目を選択した場合、選択した引き当て項目に該当するJP1/IT Desktop Management 2 - Managerの管理情報の値が変更になると、資産番号も変更されます。ただし、次の場合は変更されないので注意してください。

  • 変更した値がすでに資産管理データベースに登録されている資産番号と重複する場合

    資産番号の引き当て項目に「ホスト名」、「IPアドレス」、「MACアドレス」、「コンピュータ名」のどれかを選択している場合は、重複するおそれがあるので注意してください。