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JP1 Version 12 JP1/IT Desktop Management 2 - Asset Console 構築・運用ガイド


17.5.2 資産管理データベース作成時のトラブル

資産管理データベースの作成時に想定されるトラブルと、その主な要因および対処を次に示します。

〈この項の構成〉

(1) 「環境情報に設定した値が正しくありません。」といったメッセージが出力される

[サーバセットアップ]ダイアログでの設定が実行されていない可能性があります。[サーバセットアップ]ダイアログで設定を実行してください。

(2) DBのユーザ認証の失敗によって「資産管理システムの初期データの作成に失敗しました。」といったメッセージが出力される

logフォルダに次のような内容のASTCIMn.LOGファイル、またはASTMESn.LOGファイルが出力されます。

これは、[サーバセットアップ]ダイアログの「データベース情報」の「ログインID」とパスワードが正しく設定されていないおそれがあります。[サーバセットアップ]ダイアログの「データベース情報」の「ログインID」とパスワードを正しく設定してください。

(3) 「すでにキーが存在したため追加できません。」といったメッセージが出力される

すでにデータベースが作成されている可能性があります。

資産管理データベースの作成を一度実行したあとで再度実行した場合にこのメッセージが出力されますが、データベースに影響はありません。テーブルを再作成する場合は、テーブルおよびビューをすべて削除してから、資産管理データベースの作成を実行してください。

(4) エラーが発生して終了してしまう

データベース作成時に指定したデータベースの容量が満杯になっているおそれがあります。

Asset Consoleをアンインストールしてから再度インストールしてください。インストールするディスクには、インストール時に設定したデータベース容量に加えて、データベースが自動的に割り当てる管理領域分の容量が必要です。管理領域の容量はリリースノートを参照してください。