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JP1 Version 12 JP1/IT Desktop Management 2 - Asset Console 構築・運用ガイド


17.3.2 メッセージの確認

トラブルが発生した場合、まず、イベントログ、標準出力または資産管理サーバが作成するログファイルにエラーメッセージが出力されているかどうかを確認してください。

エラーメッセージが出力されているときは、エラーメッセージのメッセージ種別からエラーが発生しているプログラム、トラブルの要因が特定できます。エラーメッセージの詳細については、「17.3.3 メッセージの見方」を参照してください。

資産管理システムの重度のトラブルに関するエラーメッセージは、イベントログファイルに出力されます。イベントログファイルを確認してください。

また、資産管理サーバが出力するエラーメッセージは、ファイルとして出力されます。エラーメッセージが出力されるファイルの格納先を次に示します。

<Asset Consoleのインストール先フォルダ>\log

logフォルダは、Asset Consoleをインストールしたときに、デフォルトで作成されます。logフォルダの下に資産管理サーバが出力するメッセージログファイルを次の表に示します。

表17‒1 logフォルダに作成されるファイル

ファイル名

説明

ASTCIMn.LOG

  • データベースアクセス用のAPIのメッセージログを出力します。

ASTMESn.LOG

  • 資産管理サーバの起動・停止などの情報メッセージ、プログラムのトラブル、通信トラブル、データベースのトラブルなどの警告メッセージおよびエラーメッセージを出力します。

  • メッセージログは、資産管理システムの運用状況の確認に利用できます。

(凡例)

nは、1〜9のファイル名の通番を示します。

現在のファイルにログを出力していき、出力できるログの上限を超えた場合に、番号を1つ繰り上げたログファイルが作成されます。ただし、番号が9まで設定された場合は、1に戻ります。最新のログファイルは、ファイル属性(日付・時間)で見分けてください。

なお、<Asset Consoleのインストール先フォルダ>\log\expdefは変更しないでください。