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JP1 Version 12 JP1/IT Desktop Management 2 - Asset Console 構築・運用ガイド


14.4.1 ライセンスの利用状況を調査する(保有ライセンス一覧)

ソフトウェアのライセンス保有数、利用数および空き数を集計して、利用状況を調査します。ライセンスをダウングレードソフトウェアに適用している場合は、その数も含めて集計されます。

ライセンス数の利用状況は、業務メニュー「保有ライセンス一覧」をクリックすると表示される保有ライセンス一覧画面から集計します。保有ライセンス一覧画面を次の図に示します。

図14‒24 保有ライセンス一覧画面

[図データ]

保有ライセンス一覧画面では、運用として扱われる状態で、使用期間内のソフトウェアが集計されます。

検索条件「集計日」に何も表示されていない場合

保有ライセンス一覧は、あらかじめ集計された結果を基に、ライセンスの利用状況を集計します。検索条件の「集計日」に何も表示されていない場合は、まず、集計管理画面から集計を実行してください。集計の実行方法については、「14.4.10(1) 集計を実行する」を参照してください。

集計結果の見方
  • 「ライセンス区分」が「−」(ハイフン)の場合は、ライセンス情報を登録していないソフトウェア、またはライセンス区分が「その他」のソフトウェアであることを示しています。

  • 「保有数」および「空数」が「−」(ハイフン)の場合は、自部署で保有している無制限ライセンスであることを示しています。

    なお、自部署で保有しているフリーウェアの場合も同様に表示されます。

  • ソフトウェア名称管理で、1つのソフトウェア名に複数のインストールソフトウェア名を対応づけている場合、利用数は1つとしてカウントされます。

    例えば、インストールソフトウェア名「ソフトウェアAA」および「ソフトウェアAB」をソフトウェア名「ソフトウェアA」に対応づけたとします。その場合、同じマシンに「ソフトウェアAA」と「ソフトウェアAB」の両方がインストールされていても、「ソフトウェアA」の利用数は1つとしてカウントされます。

  • 「割当数」には、ライセンスキーの割り当て数が表示されます。ただし、「割当数」はデフォルトで非表示の設定になっています。「割当数」を表示させたい場合は、業務メニュー「業務フィルター」で「保有ライセンス一覧」の検索結果リストを編集する必要があります。検索結果リストに表示する項目の設定については、「11.3.6 検索結果リストに表示する項目を設定する」を参照してください。

〈この項の構成〉

(1) 部署ごとの内訳を表示する

保有ライセンス一覧画面で、集計結果の「ソフトウェア名」のアンカーをクリックすると、ライセンス区分ごとに、各部署の保有数、割り当て数、利用数、空き数、および下位の部署も含めた累計を表示できます。部署ごとの内訳が表示された画面を次の図に示します。

図14‒25 部署ごとの内訳が表示された画面(保有ライセンス一覧)

[図データ]

(2) インストール先の一覧を表示する

部署ごとの内訳が表示された画面で、「部署」のアンカーをクリックすると、該当するソフトウェアがインストールされている機器の一覧を表示できます。該当するソフトウェアがインストールされている機器が表示された画面を次の図に示します。

図14‒26 インストールされている機器が表示された画面(保有ライセンス一覧)

[図データ]

ここに表示されるのは、ライセンスが集計された時点での情報です。そのため、選択した一覧に表示されている内容と[機器詳細]ダイアログの内容が異なる場合や、対象の機器が削除されている場合がありますので、注意してください。