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JP1 Version 12 JP1/IT Desktop Management 2 - Asset Console 構築・運用ガイド


14.1.4 機器情報を登録する(新規機器登録)

新規に機器を登録します。JP1/IT Desktop Management 2 - Managerから情報を収集できない拡張装置や、ネットワークに接続されていない機器などを登録して、管理対象の機器を追加できます。

新規機器の登録は、業務メニュー「新規機器登録」をクリックすると表示される新規機器登録画面から実行します。新規機器登録画面を次の図に示します。

図14‒6 新規機器登録画面

[図データ]

複数の機器を登録する場合の資産番号

「台数」に数値を指定することで、同じ機器の情報を一度に登録できます。新規機器登録画面からは、500台まで一度に登録できます。

ただし、2台以上の機器を登録する場合、資産番号は指定した値ではなく自動採番された値で登録されます。

そのため、資産番号を指定して登録したい場合は、「資産番号」以外の共通情報を指定した状態で、「資産番号」に順次値を指定しながら1台ずつ登録してください。

ユーザ名の指定方法

ユーザ名は、[参照]ボタンを使用して指定するか、または直接入力で指定します。直接入力で指定すると、Asset Consoleのユーザに登録されていないユーザ名も指定できます。

ただし、同姓同名のユーザが複数人登録されている場合、ユーザ名だけでユーザを特定できないため、直接入力では指定できません。[参照]ボタンを使用して指定してください。

ヒント

新規機器登録画面では添付ファイルを指定できます。デフォルトでは非表示となっているため、次の手順で表示設定を変更してください。

  1. 業務メニュー[システム定義]−[管理項目編集]を選択し、クラスから[VariousInfo]をクリックする。

  2. 表示された画面の管理クラスから[ValueText]をクリックする。

  3. 表示された画面のプロパティから「HardwareInfo_AttachFile」の項目に表示のチェックを入力し、[更新]ボタンをクリックする。

〈この項の構成〉

(1) 機器カタログを利用した登録方法

機器の情報には、CPUやメモリサイズなど、製品ごとに決まっている項目があります。それらの項目を製品ごとに登録したものを機器カタログと呼びます。

あらかじめ登録されている機器カタログの中から、登録したい製品を選択することで、製品によって決まっている項目を入力する手間を省けます。

機器カタログの登録方法、およびカタログを利用して指定できる項目については、「16.5 機器のカタログ情報を管理する(機器カタログ管理)」を参照してください。

機器カタログを参照して機器情報を登録する手順を次に示します。

  1. 画面右上の[カタログ参照]ボタンをクリックする。

    [機器カタログ参照]ダイアログが表示されます。

  2. 必要に応じて検索条件を指定する。

    機器の「機器種別」、「名称」、「型式」、「製造者」の中から指定します。

  3. [検索]ボタンをクリックする。

    カタログの一覧が表示されます。各項目のタイトルをクリックすると、一覧を昇順または降順にソートできます。

    「名称」のアンカーをクリックすると、カタログの内容を参照できます。

    キャンセルする場合は、[閉じる]ボタンをクリックしてください。

  4. 該当するカタログを選択して[決定]ボタンをクリックする。

    [機器カタログ参照]ダイアログが閉じて、カタログの情報が項目に指定されます。

  5. カタログによって登録されない項目を指定して、[登録]ボタンをクリックする。

    項目名に「★」の付いた項目は、必ず指定してください。

    指定した内容で、機器の情報が登録されます。

    ここで登録した情報は、保有機器一覧画面などの検索結果から表示する[機器詳細]ダイアログで変更できます。

目的の機器カタログを検索した状態の[機器カタログ参照]ダイアログを次の図に示します。

図14‒7 [機器カタログ参照]ダイアログ

[図データ]