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JP1 Version 12 JP1/IT Desktop Management 2 - Asset Console 構築・運用ガイド


14.1.3 利用されていない機器を検索する(不稼働機器一覧)

利用されていない機器の有無を調査します。各部署からの機器の配布要求に対して、利用されていない機器を割り当てられるため、効率良く資産を運用できます。

利用されていない機器とは、一定期間情報が更新されていない機器を指します。利用されていない機器は、業務メニュー「不稼働機器一覧」をクリックすると表示される不稼働機器一覧画面から検索します。不稼働機器一覧画面を次の図に示します。

図14‒4 不稼働機器一覧画面

[図データ]

不稼働機器一覧画面では、使用中として扱われる状態の機器の中から、検索条件「稼働日付」に指定した期間利用されていない機器が検索されます。

不稼働機器一覧には、稼働状況を管理する対象となっている機器だけが表示されます。稼働状況を管理するかどうかは、[機器詳細]ダイアログで設定できます。

JP1/IT Desktop Management 2 - Managerから管理情報を取得している場合、管理情報を取得してからの一定期間、JP1/IT Desktop Management 2 - Managerからの情報の更新がない機器が不稼働機器として検索されます。

稼働管理の対象外にする方法については、「14.6.1 機器の詳細情報を参照および変更する(「機器」タブ)」を参照してください。

〈この項の構成〉

(1) 機器の詳細情報を表示する

検索結果の一覧で「資産番号」のアンカーをクリックすると、[機器詳細]ダイアログが表示されて、機器の詳細情報を参照および編集できます。各機器の詳細情報の参照および編集方法については、「14.6 各機器の詳細情報の管理」を参照してください。

(2) 不稼働機器の状態を一括で変更する

不稼働の機器を一括で「廃棄」状態にする場合を例に、不稼働機器の管理情報を変更する手順を次に示します。

  1. 必要に応じて検索条件「部署」および「設置場所」を指定し、「機器状態」に「運用」を指定して、[検索]ボタンをクリックする。

    条件に一致する機器が検索されます。

  2. [全選択]ボタンをクリックして、[一括変更]ボタンをクリックする。

    [変更情報設定]ダイアログが表示されます。

  3. 「機器状態」のチェックボックスをチェックする。

  4. 「機器状態」のプルダウンから「廃棄」を選択する。

    「機器状態」に「廃棄」が指定されます。

    キャンセルする場合は、[閉じる]ボタンをクリックしてください。

  5. [更新]ボタンをクリックする。

    [変更情報設定]ダイアログが閉じて、「機器状態」が「運用」の機器が「廃棄」に変更されます。

    [変更情報設定]ダイアログでは、変更したい項目を、チェックボックスをチェックして選択します。登録されている値を削除するには、チェックボックスをチェックしたあと、値を設定しないで[更新]ボタンをクリックしてください。ただし、「機器状態」、「稼働管理種別」、「機器種別」の値は削除できません。

機器状態に「廃棄」を指定した状態の[変更情報設定]ダイアログを次の図に示します。

図14‒5 [変更情報設定]ダイアログ

[図データ]