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JP1 Version 12 JP1/IT Desktop Management 2 - Asset Console 構築・運用ガイド


5.2.1 JP1/IT Desktop Management 2 - Managerから取得する場合

JP1/IT Desktop Management 2 - Managerの管理情報は、Windowsのタスクスケジューラのタスクで定期的に取得します。

JP1/IT Desktop Management 2 - Managerで収集した管理情報を、資産管理データベースに登録する仕組みを次の図に示します。

図5‒3 JP1/IT Desktop Management 2 - Managerの管理情報を資産管理データベースに登録する仕組み

[図データ]

Windowsのタスクスケジューラでタスクを定期的に実行して、JP1/IT Desktop Management 2 - Managerの管理情報を資産管理データベースに反映します。タスク「ITDM2 - Manager管理情報の取得(Asset Console)」を実行するタイミングを調整することで、ネットワークや資産管理サーバに負荷を掛けないで運用できます。

JP1/IT Desktop Management 2 - Managerの管理情報から取得できる情報の詳細については、「19.1 JP1/IT Desktop Management 2 - Managerから取得できる管理情報」を参照してください。

JP1/IT Desktop Management 2 - Managerの管理情報に合わせた資産情報の削除

JP1/IT Desktop Management 2 - Managerの管理情報を登録することで、資産管理データベースの資産情報が削除されることはありません。ただし、ネットワーク情報およびインストールソフトウェア情報の場合は、新しく取得したJP1/IT Desktop Management 2 - Managerの管理情報に含まれていなかった情報を、ネットワーク上から削除されたか、または機器からアンインストールされたと見なして削除できます。削除するかどうかは機器ごとに[機器詳細]ダイアログの「ITDM2管理情報取り込み制御」で設定します。「ITDM2管理情報取り込み制御」の設定の詳細については、「14.6.2 ネットワーク情報を参照および変更する(「ネットワーク」タブ)」または「14.6.3 インストールされているソフトウェアを参照および変更する(「ソフトウェア」タブ)」を参照してください。

サマータイムを適用する環境での使用上の注意事項
  • サマータイムが適用されている期間にJP1/IT Desktop Management 2 - Managerの管理情報を取得した場合、時刻に関する情報はすべてサマータイムの調整分を考慮して登録します。サマータイムの適用状況が変更された後に取得した場合は情報を更新し、変更履歴取得対象の場合は変更履歴も登録します。

  • サマータイムの適用状態が変更される前後1時間に、JP1/IT Desktop Management 2 - Managerに機器情報が登録された場合、JP1/IT Desktop Management 2 - Managerの管理情報の取得を実行しても管理情報を取得できない場合があります。時間をおいて再度実行するか、JP1/IT Desktop Management 2 - Managerの管理情報の取得コマンド(jamTakeITDM2Info.exe)に「-ALL」オプションを指定して実行してください。