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JP1 Version 12 JP1/IT Desktop Management 2 配布機能 運用ガイド


AIT_PostMessage

〈このページの構成〉

機能

指定したウィンドウを作成したスレッドに関連づけられているメッセージキューにメッセージをポストします。対応するスレッドがメッセージを処理するのを待つことなく制御を返します。

形式

bool AIT_PostMessage  (
  integer nWndHandle,     // ウィンドウハンドル
  integer nMessage,       // メッセージ
  integer nWParam,        // メッセージの最初の引数
  integer nLParam         // メッセージの2番目の引数
);

引数

nWndHandle(入力用)

ポスト先のウィンドウハンドルを指定してください。

次の値は特別な意味を持ちます。

意味

HWND_BROADCAST

システム内のすべてのトップレベルウィンドウへメッセージをポストします。無効になっている所有されていないウィンドウ、不可視の所有されていないウィンドウ、オーバーラップされた(手前にほかのウィンドウがあって覆い隠されている)ウィンドウ、ポップアップウィンドウもポスト先になります。子ウィンドウへはメッセージをポストしません。

nMessage(入力用)

ポストするメッセージを指定してください。

nWParam(入力用)

メッセージ特有の追加情報を指定してください。

nLParam(入力用)

メッセージ特有の追加情報を指定してください。

戻り値

関数が正常に処理された場合の戻り値はtrue、そのほかの場合はfalseとなります。

関数がfalseを返した場合には、AIT_GetLastErrorを使用して拡張エラーコードを取得できます。AIT_GetLastErrorが返すおそれのあるエラーコードを次に示します。

拡張エラー番号

エラーコード

8

ERROR_NOT_ENOUGH_MEMORY

14

ERROR_OUTOFMEMORY

87

ERROR_INVALID_PARAMETER