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JP1 Version 12 JP1/IT Desktop Management 2 配布機能 運用ガイド


18.6.2 ラベル

gotoステートメントを使用してプログラムの制御を特定のステートメントにダイレクトに移すには、移動先のステートメントにラベルを付ける必要があります。

ラベルを宣言するには、識別子の末尾に「:」(コロン)を付けます。ラベルの宣言は、MAINセクションまたはERRORセクションのどの位置でもかまいません。ラベル名は、変数または定数と同じ規則に従い、必ずユニークなものを指定します。また、変数や定数をラベルとして再使用してはいけません。

ラベルは、MAINセクションまたはERRORセクション以外では意味がなく、gotoステートメントと関連づけられている場合にだけ意味を持ちます。関連づけられていない場合はラベルが解釈されないでステートメントが実行されます。ラベルの付いたステートメントがgotoステートメントと関連づけられていない場合は、警告メッセージが表示されます。

〈この項の構成〉

(1) 形式

ラベルステートメント
識別子:

(2) 記述例

AIT_MessageBox("ss","xx");
goto label18;
   AIT_LogMessage("LBL040: NOT DISPLAYED 29");    // 実行されない
   label18:         // 制御がここに移る
   AIT_LogMessage("LBL040: INSIDE LABELLED STATEMENT"); // 実行される
   AIT_Exit();