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JP1 Version 12 JP1/IT Desktop Management 2 配布機能 運用ガイド


17.2 AITファイルの構造と作成手順

AITファイルは、基本的に次の手順で作成します。実際には、この手順を一度だけ実行するのではなく、何度か繰り返しながらAITファイルを完成させることになります。

図17‒2 AITファイルの作成手順

[図データ]

レコーダを使用してインストール操作をレコーディングしたあと、パッケージ情報ツールでPACKAGE_INFOセクションを生成すると、次の図のような構造のAITファイルが自動生成されます。自動生成されたファイルは、作成したいAITファイルの原型になります。通常は、網掛けの部分を手作業で修正し、AITファイルを完成させます。

図17‒3 AITファイルの構造

[図データ]

図17-3に示すように、AITファイルは4つのセクションで構成されています。すべてのセクションは必須で、セクションの順序は変更できません。次に、各セクションの概要を説明します。

AITファイル中には、コメントを記述できます。また、AIT言語は大文字と小文字を区別しません。AIT言語の詳細については、「18. AIT言語リファレンス」を参照してください。

なお、PP識別情報ファイルは手作業でも作成できますが、パッケージ情報ツールで生成すると便利です。PP識別情報ファイルは、PACKAGE_INFOセクションを生成するときに合わせて生成できます。

パッケージ情報ツールによって生成されたPP識別情報ファイルは、JP1/IT Desktop Management 2のインストール先フォルダ\DMPRMに、PPDEFAIT.DMPというファイル名で格納されます。