14.19.9　JOB_DESTINATION（あて先の指定）

(1)　形式

JOB_DESTINATION{
group=あて先グループ名
host_name=ホスト名
}

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(2)　説明

• group=あて先グループ名

  配布管理システムで定義されたあて先グループ名を、ルートからのパスで指定します。あて先グループ名の指定例を次に示します。

  group=\group1\group2\group

  複数のあて先グループ名を指定する場合は、あて先グループ名を「;」で区切ってください。「group=」を複数行記述して、複数のあて先グループ名を指定することもできます。groupには、host_nameとの合計で200個まであて先グループを指定できます。

• host_name=ホスト名

  配布管理システムで定義された管理対象のコンピュータのホスト名を指定します。あて先を対象のコンピュータまでの経路で指定するか、ホスト名ではなくホスト識別子を指定してください。

  あて先を対象のコンピュータまでの経路で指定する場合は、次に示すように「\」で始め、中継システムおよび管理用中継サーバを「\」で区切って指定してください。

  host_name=\Submanager1\host1

  また、あて先として中継システムおよび管理用中継サーバを指定するジョブで、あて先の経路を指定する場合は、次に示すように経路とあて先の両方に中継システムおよび管理用中継サーバの名称を指定してください。

  host_name=\Submanager1\Submanager1

  複数のホストを指定する場合は、ホスト名を「;」で区切って指定してください。「host_name=」を複数行記述して、複数のホスト名を指定することもできます。host_nameには、groupとの合計で200個までホストを指定できます。

  なお、コンピュータをIPアドレスで管理している場合は、IPアドレスを指定してください。

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(3)　注意事項

• JOB_DESTINATIONタグは、JOB_DESTINATION_IDタグと同時に指定できません。コマンドの引数で指定する場合も、/hおよび/gは、/Xと同時に指定できません。

• 運用キーをホスト名にしている場合、次のときは、host_nameパラメタを使用できません。

  • JP1/IT Desktop Management 2 - Managerのセットアップの［アドレス解決の設定］パネル、またはエージェント設定の［中継システムの設定］−［運用キーの設定］で、アドレス解決の方法を「Windowsネットワークを使用する」に設定しているが、アドレス解決に失敗する。

  • JP1/IT Desktop Management 2 - Managerのセットアップの［アドレス解決の設定］パネル、またはエージェント設定の［中継システムの設定］−［運用キーの設定］で、アドレス解決の方法を「JP1/IT Desktop Management 2のシステム構成を使用する」に設定している。

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