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JP1 Version 12 JP1/IT Desktop Management 2 配布機能 運用ガイド


10.4.2 ジョブの実行状況を確認するときの注意事項

ジョブの実行状況を確認するときの注意事項を次に示します。

〈この項の構成〉

(1) 中継システムおよび管理用中継サーバからの結果通知の保留

配布管理システムからジョブを実行すると、管理対象のコンピュータでは、実行結果を自動的に上位システムに通知します。中継システムおよび管理用中継サーバを経由したジョブの場合、中継システムおよび管理用中継サーバが、配下の管理対象のコンピュータでの実行結果と中継システムおよび管理用中継サーバでの実行結果とをまとめて上位システムに通知します。

しかし、ネットワークが混み合っているときに、中継システムおよび管理用中継サーバからジョブの実行結果が通知されてくると、ネットワークに掛かる負荷が大きくなってしまいます。このような場合は、中継システムおよび管理用中継サーバからの結果の通知を一時的に中断させることができます。結果通知を中断させるには、あて先として中継システムおよび管理用中継サーバを指定した「中継からの結果通知保留」ジョブを実行します。また中断している結果通知を再開させるには、同様に「中継の結果通知保留の解除」ジョブを実行します。

現在中継システムおよび管理用中継サーバからの結果報告が中断されているかどうかは、[システム構成]ウィンドウまたは[あて先]ウィンドウで中継システムおよび管理用中継サーバを選択し、[属性]パネルで確認できます。

なお、通知保留状態となっている中継システムおよび管理用中継サーバがID管理元中継の場合、そのIDを指定したジョブの実行結果も中継システムおよび管理用中継サーバ上で保留されます。

(2) ジョブを実行しているホストの表示が消えた場合

[ジョブ実行状況]ウィンドウから、ジョブを実行しているホストの表示が消えた場合、管理用中継サーバのリモートインストールマネージャ側で、中継中のジョブを削除していることがあります。

(3) 中継システムおよび管理用中継サーバを経由したジョブの実行状況が変わらない場合

次に示すジョブは、中継システムおよび管理用中継サーバと下位システムの間でファイルの転送が完了するまで、リモートインストールマネージャでは実行状況が変わりません。