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JP1 Version 12 JP1/IT Desktop Management 2 配布機能 運用ガイド


10.3.2 保存したジョブおよびフォルダの管理

ここでは、フォルダの作成方法と、保存したジョブおよびフォルダを編集する方法について説明します。

〈この項の構成〉

(1) フォルダの作成

フォルダは、ジョブの種類ごとに作成すると、ジョブの管理がしやすくなります。フォルダは階層構成にして作成できます。作成できるフォルダの階層は4階層までです。

フォルダの作成方法を次に示します。

  1. [ジョブ定義]ウィンドウをアクティブにし、[ファイル]−[フォルダの新規作成]を選択する(または、[フォルダの新規作成]ボタンをクリックする)。

    [フォルダの作成]ダイアログボックスが表示されます。

  2. フォルダ名を入力する。

    フォルダの名称をユニークに設定します。半角で32文字(全角で16文字)までのフォルダ名が設定できます。フォルダ名を設定するときは、次の点に注意してください。

    • 次に示す記号とスペースは使用できません。

      \」「/」「*」「"」「:」「'」「!」「|」「.」「<」「>」「?

    • 大文字と小文字は区別されません。

  3. 項目を設定後、[追加]ボタンをクリックする。

    続けてフォルダを追加したい場合は、手順3.を繰り返してください。

  4. [終了]ボタンをクリックする。

    [フォルダの作成]ダイアログボックスが閉じます。

(2) フォルダ名またはジョブ名の変更

一度設定したフォルダ名やジョブ名を変更する手順を次に示します。

なお、ジョブの実行前にフォルダ名やジョブ名を変更した場合、スケジュール中のジョブが無効になりますので注意してください。

  1. [ジョブ定義]ウィンドウをアクティブにし、名称を変更するフォルダ、またはジョブを選択する。

    選択したフォルダ、またはジョブが反転表示されます。

  2. [ファイル]−[名前の変更]を選択する。

  3. 名称を設定後、[Enter]キーを押す。

    設定した名称に変更されます。

(3) 保存したジョブの修正

ジョブは、保存後もあて先や、ジョブの実行日時・実行期限などの内容を変更できます。

保存したジョブを修正する方法を次に示します。

  1. [ジョブ定義]ウィンドウで修正するジョブを選択し、[編集]−[ジョブ定義の編集]を選択する(または選択したジョブをダブルクリックする)。

    [ジョブの編集]ダイアログボックスが表示されます。

    このダイアログボックスでは、[ジョブの作成]ダイアログボックスと同様の操作でジョブの定義内容を変更できます。

    図10‒18 [ジョブの編集]ダイアログボックス

    [図データ]

  2. 定義内容を変更後、保存、または実行する。

(4) フォルダ、ジョブの削除

フォルダ、またはジョブを削除する方法を次に示します。一度削除すると、元に戻すことはできません。フォルダを削除したときは、フォルダ内のジョブおよび下位のフォルダも削除されます。

(a) 削除方法

  1. [ジョブ定義]ウィンドウをアクティブにし、削除するフォルダ、またはジョブを選択する。

    選択したフォルダ、またはジョブが反転表示されます。

  2. [編集]−[削除]を選択する。

    削除を確認するダイアログボックスが表示されます。[キャンセル]ボタンをクリックすると、削除しないでダイアログボックスを閉じます。

(b) フォルダまたはジョブを削除するときの注意事項

[スケジュール]パネルで実行日時を設定したジョブは、[ジョブ定義]および[ジョブ実行状況]ウィンドウの両方に表示されます。設定した日時以前に、このジョブを削除する場合、[ジョブ定義]ウィンドウだけでなく、[ジョブ実行状況]ウィンドウからも削除する必要があります。[ジョブ定義]ウィンドウからだけ削除すると、ジョブの定義が削除されるため、設定した実行日時にエラーになります。