10.1 ジョブの作成、実行手順
リモートインストールやリモートコレクトなどの機能を実行する場合は、リモートインストールマネージャで、実行内容を指示するジョブを作成、実行します。ジョブ実行後は、ジョブの実行状況や実行結果を確認し、実行結果に応じた対処をしてください。
ジョブの作成、実行の操作の流れを次に示します。
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ジョブを作成する。
ジョブは、[ジョブの作成]ダイアログボックスで作成します。ジョブの名称、ジョブのあて先、ジョブの実行条件などを指定します。ジョブの作成方法については、「10.2 ジョブを作成する」を参照してください。
ジョブの作成時に使用する画面は、デフォルト値を変更したり、項目の表示順を変更したりするなどのカスタマイズができます。カスタマイズの方法については、「10.2 ジョブを作成する」を参照してください。
図10‒1 [ジョブの作成]ダイアログボックス 作成したジョブは保存できます。保存したジョブを編集して使用すれば、同じようなジョブを何度でも簡単に実行できます。ジョブは、[ジョブ定義]ウィンドウで、「フォルダ」という単位で保存されます。ジョブの保存方法については、「10.3 ジョブを実行、保存する」を参照してください。
図10‒2 [ジョブ定義]ウィンドウ -
ジョブを実行する。
ジョブ作成時の指定で、ジョブ作成後、すぐに実行するか、日時を指定して実行できます。ジョブの実行タイミングは、[スケジュール]パネルで設定できます。
図10‒3 [スケジュール]パネル ジョブの実行方法については、「10.3.1 ジョブの実行と保存」を参照してください。
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実行結果を確認する。
ジョブの実行状況や実行結果は、[ジョブ実行状況]ウィンドウで確認できます。[ジョブ実行状況]ウィンドウでは、実行したジョブの状況が、フォルダやジョブごとに階層的に表示されます。左枠にはフォルダやジョブなどの階層構造が、右枠には左枠で選択した階層内の情報(実行状況や実行状態など)が表示されます。ジョブの実行結果の確認方法については、「10.4 ジョブの実行状況を確認する」を参照してください。
図10‒4 [ジョブ実行状況]ウィンドウ -
実行結果に応じて対処する。
[ジョブ実行状況]ウィンドウでジョブの実行結果を確認し、正常にジョブが終了した場合は、そのジョブを削除してください。正常にジョブが終了しなかった場合は、そのあて先に再度ジョブを実行する必要があります。ジョブの再実行は、[ジョブの再実行]ダイアログボックスで指示できます。
図10‒5 [ジョブの再実行]ダイアログボックス また、中継システムに障害が発生したため、配下の管理対象のコンピュータでジョブが実行できない場合は、別の中継システムを使用してジョブを実行することもできます。分割配布中のジョブがある場合は、転送していない残りのパッケージを一括して転送することで、分割配布を強制的に完了することもできます。
このような、ジョブの削除や再実行といった対処の方法については、「10.5 ジョブの実行結果を確認したあとの対処」を参照してください。
- 注意事項
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ジョブ名と実行時間が同一のジョブが存在する場合、そのジョブに対する削除や再実行などの操作が正しくできません。このようなジョブを作成しないでください。