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JP1 Version 12 JP1/IT Desktop Management 2 配布機能 運用ガイド


7.6.11 起動していないコンピュータに対してインストールを実行する

深夜や休日にパッケージを配布したい場合、あて先のコンピュータが起動していないと、リモートインストールが失敗したり、ジョブが実行されなかったりします。JP1/IT Desktop Management 2では、あて先のコンピュータが起動していない場合は、クライアント制御を使ってコンピュータを起動してからジョブを実行できます。起動したコンピュータをシャットダウンする設定もできます。

クライアント制御を使ってあて先のコンピュータを起動するには、ジョブ作成時に[ジョブの作成]ダイアログボックス−[クライアント制御]パネルの[対象のコンピュータが稼働していない場合に起動する]で指定します。また、起動したコンピュータをシャットダウンするには、[ジョブ実行後コンピュータをシャットダウンさせる]で指定します。なお、あて先のコンピュータがUNIXエージェントの場合、[ジョブ実行後コンピュータをシャットダウンさせる]は無効です。

起動していないコンピュータに対してインストールを実行する例を次の図に示します。

図7‒60 起動していないコンピュータに対してインストールを実行する例

[図データ]

[ジョブの作成]ダイアログボックスの[クライアント制御]パネルの設定については、「10.2.6 [クライアント制御]パネルの設定」を参照してください。