6.3.2 IDの自動メンテナンス運用時の注意事項
IDの自動メンテナンス運用時の注意事項を次に示します。
-
同じポリシーは複数設定できません。
-
IDの自動メンテナンスでは、IDのパスワードの有無に関係なく自動的にコンピュータが登録されます。
-
中継システムおよび管理用中継サーバは、IDの自動メンテナンスの対象外となります。これらをIDに登録するには、手動でIDに登録する必要があります。
-
IDジョブは、コンピュータがIDに登録されたあとで再度上位システムと通信が発生したタイミングで実行されます。そのため、IDジョブを実行してからIDの自動メンテナンスを使用する場合、コンピュータが自動的にIDに登録されますが、IDジョブが実行されるタイミングはコンピュータによって異なります。
-
IDが削除された場合、そのIDを指定したポリシーも自動的に削除されます。ただし、ポリシーを設定中にほかのリモートインストールマネージャからIDが削除されたときは、そのIDを指定したポリシーは自動的には削除されません。このような場合、そのポリシーを削除するかIDの指定を変更してください。指定したIDが存在しないため、自動メンテナンスの対象外となります。
-
ポリシーを削除しても、IDに登録済みのコンピュータはIDから解除されません。
-
管理用中継サーバで、上位システムで作成された資産管理項目とIDをポリシーに設定する場合、上位システムと同じ条件で、登録先のIDが異なる設定はしないでください。
-
ポリシーを設定中にIDを新規に作成し、さらにそのIDをID管理元中継で管理する場合、ポリシーの設定が完了する前に中継システムおよび管理用中継サーバがID管理元中継に設定される必要があります。中継システムおよび管理用中継サーバがID管理元中継に設定されたことを確認してからポリシーの設定を完了してください。
-
運用上、システム管理者は、リモートインストールマネージャの［ジョブ実行状況］ウィンドウから不要となったIDジョブを適宜削除してください。ID自動メンテナンスと連動して不要なIDジョブが自動実行されないようにするとともに、システムの負荷を上げないように運用してください。