Hitachi

JP1 Version 12 JP1/IT Desktop Management 2 配布機能 運用ガイド


6.3.1 IDのポリシーを設定する

IDのポリシーは、IDを管理するマネージャまたはID管理元中継に指定された管理用中継サーバから設定できます。IDのポリシーを設定する方法を次に示します。

  1. [あて先]ウィンドウで、[オプション]−[あて先グループ/IDの自動メンテナンス]を選択する。

    [ポリシーの設定]ダイアログボックスが表示されます。

    図6‒25 [ポリシーの設定]ダイアログボックス

    [図データ]

  2. [追加]ボタンをクリックする。

    既存のポリシーを変更したい場合は、変更したいポリシーを選択して[変更]ボタンをクリックしてください。ポリシーを削除したい場合は、削除したいポリシーを選択して[削除]ボタンをクリックしてください。

    [追加]ボタンをクリックすると、[メンテナンス対象の選択]ダイアログボックスが表示されます。

    図6‒26 [メンテナンス対象の選択]ダイアログボックス

    [図データ]

    「IDの自動メンテナンス」を選択してください。

  3. [次へ]ボタンをクリックする。

    [ポリシー種別の選択]ダイアログボックスが表示されます。

    図6‒27 [ポリシー種別の選択]ダイアログボックス

    [図データ]

  4. 設定したいポリシー種別を選択し、[次へ]ボタンをクリックする。

  5. 表示されたダイアログボックスでポリシーを設定する。

    選択した項目ごとに、表示されるダイアログボックスが異なります。各ダイアログボックスでの設定については、次の表に示す参照先を参照してください。

    選択項目

    参照先

    新規作成ホストによるIDへの登録

    6.3.1(1) [新規作成ホストによるIDへの登録]ダイアログボックスでの設定

    資産管理項目によるIDへの登録

    6.3.1(2) [資産管理項目によるIDへの登録]ダイアログボックスでの設定

    機器情報によるIDへの登録

    6.3.1(3) [機器情報によるIDへの登録]ダイアログボックスでの設定

  6. [次へ]ボタンをクリックする。

    [ポリシーの確認]ダイアログボックスが表示されます。

    図6‒28 [ポリシーの確認]ダイアログボックス

    [図データ]

    ポリシーを設定するIDを確認してください。変更する場合は、[戻る]ボタンをクリックしてIDを選択し直してください。

  7. [完了]ボタンをクリックする。

    設定されたポリシーが、[ポリシーの設定]ダイアログボックスに表示されます。

〈この項の構成〉

(1) [新規作成ホストによるIDへの登録]ダイアログボックスでの設定

システム構成情報に新規に登録されたホストを自動的にIDに登録します。このポリシーは1つだけ設定できます。

図6‒29 [新規作成ホストによるIDへの登録]ダイアログボックス

[図データ]

[参照]ボタンをクリックすると、[ID一覧]ダイアログボックスが表示されます。ポリシーを設定するIDを選択します。

また、IDを新規作成する場合は、[ID一覧]ダイアログボックスの[IDの作成]ボタンをクリックしてください。

(2) [資産管理項目によるIDへの登録]ダイアログボックスでの設定

資産管理項目を基に、コンピュータをIDに登録します。指定できる資産管理項目は次のとおりです。

設定できるポリシー数に上限はありません。

なお、ID自動メンテナンスの実行に掛かる時間は、設定したポリシー数によって異なります。

図6‒30 [資産管理項目によるIDへの登録]ダイアログボックス

[図データ]

[資産管理項目によるIDへの登録]ダイアログボックスでの設定方法を次に示します。

  1. 設定したい[資産管理項目]欄の選択項目を選択して[>]ボタンをクリックする。

    選択した選択項目を[条件]欄に追加します。[項目の値]には、選択した選択項目名が259文字まで表示されます。なお、[条件]は10個まで設定できますが、1つのポリシー内で、同じ資産管理項目は複数指定できません。

    [条件]欄から選択項目を削除したい場合は、削除したい選択項目を選択して[<]ボタンをクリックしてください。

  2. [参照]ボタンをクリックする。

    [ID一覧]ダイアログボックスが表示されます。ポリシーを設定するIDを選択してください。

    また、IDを新規作成する場合は、[ID一覧]ダイアログボックスの[IDの作成]ボタンをクリックしてください。

  3. [追加]ボタンをクリックする。

    「条件」欄で指定したポリシーを「ポリシー一覧」に追加します。

    ポリシーを削除したい場合は、削除したいポリシーを選択して[削除]ボタンをクリックしてください。

(3) [機器情報によるIDへの登録]ダイアログボックスでの設定

機器情報を基に、コンピュータをIDに登録します。指定できる機器情報は次のとおりです。

設定できるポリシー数に上限はありません。

なお、ID自動メンテナンスの実行に掛かる時間は、設定したポリシー数によって異なります。

図6‒31 [機器情報によるIDへの登録]ダイアログボックス

[図データ]

[機器情報によるIDへの登録]ダイアログボックスでの設定方法を次に示します。

  1. 任意のIDポリシー名を設定する。

    IDポリシー名は省略できません。設定できるIDポリシー名は64バイトまでです。また、重複したIDポリシー名は設定できません。

  2. [条件の設定]欄で条件を指定する情報の種類を選択して[条件の追加]ボタンをクリックする。

    選択した情報の種類の[条件の追加]ダイアログボックスが表示されます。

  3. 条件を設定する。

    [条件の追加]ダイアログボックスで設定できる条件を次の表に示します。

    情報の種類

    条件項目

    設定値

    比較条件

    コンピュータ情報

    モデル

    モデルと比較条件を指定します。

    • 等しい

    • 始まる

    • 含む

    メーカー

    メーカーと比較条件を指定します。

    • 等しい

    • 始まる

    • 含む

    ネットワーク情報

    IPアドレス

    • 一括指定

    • 範囲指定

    一括指定の場合

    IPアドレスを指定します。「*」ワイルドカード指定ができます。

    範囲指定の場合

    IPアドレスの範囲を指定します。

    ソフトウェア情報

    ソフトウェア名

    ソフトウェア名と比較条件を指定します。

    • 等しい

    • 始まる

    • 含む

    インストール状態

    インストール状態を指定します。

    • 未インストール

    • インストール済

    バージョン

    • 直接指定

    • 範囲指定

    直接指定の場合

    バージョンと比較条件を指定します。

    範囲指定の場合

    バージョンの範囲を指定します。

    • 等しい

    • 等しくない

    • より大きい

    • 以上

    • より小さい

    • 以下

    資産管理項目

    ユーザー定義項目

    • 直接指定

    • 範囲指定

    直接指定の場合

    ユーザー定義項目の値と比較条件を指定します。

    範囲指定の場合

    ユーザー定義項目の値の範囲を指定します。

    • 等しい

    • 等しくない

    • 始まる

    • 含む

    • 含まない

    (凡例)−:該当なし

  4. [OK]ボタンをクリックする。

    設定した条件が、[機器情報によるIDへの登録]ダイアログボックスの[条件一覧]に追加されます。1つのポリシーに対して設定できる条件は、10個までです。なお、1つの機器情報IDポリシー内で、同じ情報の種類の条件(資産管理項目の場合は同じユーザー定義項目の条件)を複数指定できません。

    条件を変更する場合は、条件を選択して[変更]ボタンをクリックして、[条件の変更]ダイアログボックスで条件を変更してください。

    条件を削除する場合は、条件を選択して[削除]ボタンをクリックしてください。

  5. [参照]ボタンをクリックする。

    [ID一覧]ダイアログボックスが表示されます。ポリシーを設定するIDを選択してください。

    また、IDを新規作成する場合は、[ID一覧]ダイアログボックスの[IDの作成]ボタンをクリックしてください。