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JP1 Version 12 JP1/IT Desktop Management 2 配布機能 運用ガイド


1.3.1 ジョブとは

JP1/IT Desktop Management 2では、配布管理システムからジョブと呼ばれる作業の命令を作成、実行することで、ソフトウェアをリモートインストールしたり、ファイルを収集したりして、さまざまな配布管理の業務を実現します。

ジョブは、機器情報の[管理状態]が[管理]になっているコンピュータ(管理対象のコンピュータ)に対して実行できます。[管理状態]が[発見]および[除外対象]のコンピュータにジョブを実行しても、実行待ちになります。機器情報の[管理状態]については、マニュアル「JP1/IT Desktop Management 2 運用ガイド」の、機器の探索の説明を参照してください。

ジョブの作成、実行、保存など、ジョブに関する基本的な作業は、JP1/IT Desktop Management 2の多くの機能で共通しています。配布管理の業務にJP1/IT Desktop Management 2を十分に活用するためには、ジョブについて十分に理解しておいてください。

なお、ジョブを作成、実行する方法については、「10.1 ジョブの作成、実行手順」を参照してください。

注意事項

ジョブとITDM互換配布は、エージェント上で同時に実行できません。そのため、ITDM互換配布がエージェントで実行中のとき、ジョブの状態は実行待ちのままになることがあります。