1.1.6　スタンドアロンPCへのソフトウェアのインストール

USBメモリなどの媒体を使用することで、JP1/IT Desktop Management 2 - Agent（エージェント）がインストールされたスタンドアロンPC（オフラインマシン）に、ネットワークを介さないでソフトウェアをインストール（オフラインインストール）できます。オフラインインストールは、上位システムからの指示でジョブが中断されているコンピュータでも実行できます。

オフラインインストールの方法については、「7.3.4　オフラインインストール」を参照してください。

オフラインインストールの概念を次の図に示します。

図1‒3　オフラインインストールの概念

オフラインインストールは、次の場合に便利です。

• ネットワーク外のPCにパッケージをインストールしたい場合

• 接続しているネットワークの回線速度が遅いときや、パッケージ容量が大きいときなど、パッケージ転送に時間が掛かる場合

配布管理システムおよびオフラインマシンでオフラインインストールを利用するには、次の条件を満たす必要があります。

配布管理システム

• JP1/IT Desktop Management 2 - Managerがインストールされている。

• JP1/IT Desktop Management 2 - Managerと同じPCでリモートインストールマネージャを使用している。

オフラインマシン

JP1/IT Desktop Management 2 - Agentがインストールされている。

オフラインインストールでインストールしたパッケージは、［システム構成］ウィンドウの［インストールパッケージ］タブやパッケージセットアップマネージャの［インストールパッケージ］ウィンドウに表示されません。このため、インストールできたかどうかを確認したい場合は、インストール結果ファイルをテキストエディタで開いてください。

なお、オフラインインストールでは、次に示す機能を使用できません。

• JP1/IT Desktop Management 2 - Agentのインストール

• インストールのスケジュール指定

• インストール後のコンピュータの再起動

• パッケージセットアップマネージャからのインストール

• 分割配布およびマルチキャスト配布

ページの先頭へ