17.44 prepagt.bat(エージェントの一般化)
エージェントの固有情報を削除してエージェントを一般化するためのprepagt.batコマンドについて説明します。
機能
エージェントを導入すると、エージェント内の一時ファイルなどにエージェントの固有情報が保持されます。
共有型VDIでは、仮想コンピュータがマスタイメージから展開されます。マスタイメージの仮想コンピュータにエージェントをインストールする場合、エージェントの固有情報を削除して一般化する必要があります。マスタイメージの仮想コンピュータでprepagt.batコマンドを実行することで、エージェントが一般化されます。
- 重要
-
-
Windowsエージェントにだけ対応しています。UNIXエージェントおよびMacエージェントには対応していません。
-
中継システムおよび管理用中継サーバ用のエージェントには対応していません。
-
なお、このコマンドは、エージェント導入済みのコンピュータ上で実行してください。
形式
prepagt.bat△/prep[△/password:パスワード]
引数
- /prep
-
この引数は必ず指定してください。引数を省略した場合、コマンドは実行されません。
- /password:パスワード
-
[エージェント保護の設定]でパスワードを設定している場合、設定したパスワードを指定します。[エージェント保護の設定]でパスワードを設定していない場合、この引数は指定しません。
格納先
エージェントのインストール先フォルダ¥bin¥
注意事項
このコマンドは、同時に複数実行できません。
戻り値
prepagt.batコマンドの戻り値を次の表に示します。
戻り値 |
説明 |
---|---|
0 |
コマンドが正常に終了しました。 |
11 |
コマンドの引数の指定形式に誤りがあります。 |
31 |
ほかのコマンドを実行中です。 |
51 |
コマンドの実行権限がありません。 |
101 |
エージェントの一般化に失敗しました。 |
使用例
[エージェント保護の設定]でパスワードに「Password1234」を設定しているエージェントを一般化するコマンドの使用例を次に示します。
prepagt.bat /prep /password:Password1234
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