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JP1 Version 12 JP1/IT Desktop Management 2 運用ガイド


17.44 prepagt.bat(エージェントの一般化)

エージェントの固有情報を削除してエージェントを一般化するためのprepagt.batコマンドについて説明します。

機能

エージェントを導入すると、エージェント内の一時ファイルなどにエージェントの固有情報が保持されます。

共有型VDIでは、仮想コンピュータがマスタイメージから展開されます。マスタイメージの仮想コンピュータにエージェントをインストールする場合、エージェントの固有情報を削除して一般化する必要があります。マスタイメージの仮想コンピュータでprepagt.batコマンドを実行することで、エージェントが一般化されます。

重要
  • Windowsエージェントにだけ対応しています。UNIXエージェントおよびMacエージェントには対応していません。

  • 中継システムおよび管理用中継サーバ用のエージェントには対応していません。

なお、このコマンドは、エージェント導入済みのコンピュータ上で実行してください。

形式

prepagt.bat△/prep[△/password:パスワード]

引数

/prep

この引数は必ず指定してください。引数を省略した場合、コマンドは実行されません。

/password:パスワード

[エージェント保護の設定]でパスワードを設定している場合、設定したパスワードを指定します。[エージェント保護の設定]でパスワードを設定していない場合、この引数は指定しません。

格納先

エージェントのインストール先フォルダ¥bin¥

注意事項

このコマンドは、同時に複数実行できません。

戻り値

prepagt.batコマンドの戻り値を次の表に示します。

戻り値

説明

0

コマンドが正常に終了しました。

11

コマンドの引数の指定形式に誤りがあります。

31

ほかのコマンドを実行中です。

51

コマンドの実行権限がありません。

101

エージェントの一般化に失敗しました。

使用例

[エージェント保護の設定]でパスワードに「Password1234」を設定しているエージェントを一般化するコマンドの使用例を次に示します。

prepagt.bat /prep /password:Password1234

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