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JP1 Version 12 JP1/IT Desktop Management 2 運用ガイド


17.22 ioutils importfilter(フィルタの設定のインポート)

機能

エクスポートしたフィルタをインポートします。インポートできるファイルは、フィルタをエクスポートしたファイルだけです。

複数のJP1/IT Desktop Management 2システムを構築している場合、あるシステムのフィルタをほかのシステムに流用できます。

なお、このコマンドは管理用サーバで実行してください。

形式

ioutils△importfilter△-import△インポートするファイル名[△-name△フィルタ名][△-s]

引数

-import△インポートするファイル名

インポートするXMLファイル名を、259バイト以内の絶対パスで指定します。

-name△フィルタ名

インポートするフィルタ名を指定します。フィルタ名を省略した場合、エクスポート時のフィルタ名で登録されます。

-s

同じ名称のフィルタがすでに存在しても、確認しないで上書きします。引数を省略した場合、同じ名称のフィルタが存在すると、上書き確認のメッセージを出力し、管理者の応答に応じて入力を中止または上書きします。

格納先

JP1/IT Desktop Management 2のインストール先フォルダ¥mgr¥bin¥

JP1/IT Desktop Management 2が提供するコマンドプロンプトを使用すると、実行ファイルの格納先を指定しないでコマンドを実行できます。

注意事項

戻り値

ioutils importfilterコマンドの戻り値を次の表に示します。

戻り値

説明

0

コマンドが正常に終了しました。

11

コマンドの引数の指定形式に誤りがあります。

12

指定されたフォルダが不正、ディスク容量が不足、またはフォルダがありません。

31

ほかのコマンドを実行中です。

51

コマンドの実行権限がありません。

54

管理用サーバがセットアップされていません。

77

指定されたフィルタ名が不正です。

80

インポートするファイルの形式が不正です。

84

エクスポート元とインポート先の追加資産管理項目が不整合です。

101

メモリ不足、またはそのほかの要因でコマンド実行に失敗しました。

120

データベースのアクセスエラーです。

150

そのほかのエラーでコマンドの実行が中断しました。

使用例

C:¥temp¥にエクスポート済みのハードウェア資産のフィルタ「exportfilter.xml」を、「滅却予定のPC」としてインポートする場合のコマンドの使用例を次に示します。

ioutils importfilter -import C:¥temp¥exportfilter.xml -name 滅却予定のPC -s

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