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JP1 Version 12 JP1/IT Desktop Management 2 運用ガイド


16.4 データベースを再編成する

データベースマネージャを使用して、データベースを再編成する手順について説明します。

ヒント

データベースを再編成するためには、管理用サーバを停止する必要があります。このため、管理用サーバを使用しない曜日、時間などを考慮して実施してください。

ヒント

データベースの再編成に掛かる時間は、ディスク性能に依存します。進捗状況は、処理中を示すダイアログに経過時間が表示されるので、この時間を目安にしてください。

重要

コンピュータがWindows Server 2019、Windows Server 2016またはWindows Server 2012の場合、フォルダの設定時に次のフォルダを指定しないでください。

  • システムドライブ:\program files\WindowsApps配下のフォルダ

  • 仮想プロビジョニングによって作成した記憶域のフォルダ

重要

データベースの再編成を実行時に、リモートインストールマネージャまたはJP1/IT Desktop Management 2 - Asset Console からデータベースにアクセスしていると、データベースの再編成に失敗する場合があります。作業前に次に示す対処を実施してください。

  • リモートインストールマネージャを終了する。

  • リモートインストールマネージャを使用した配布機能のコマンドが実行中ではないことを確認する。

  • JP1/IT Desktop Management 2 - Asset Consoleでの管理情報の取得中ではないことを確認する。

  1. データベースマネージャの[メンテナンス]にある[再編成]ボタンをクリックします。

  2. [データベースの再編成]画面で再編成する範囲を選択します。

    [全体]を選択した場合 

    データベースが保持しているすべての情報が再編成の対象になります。

    [再編成の範囲を選択]を選択した場合 

    再編成したい項目をチェックしてください。各項目別にデータベース領域の使用率が表示されます。なお、使用率が80%以上の項目は、自動的にチェックされます。

    [図データ]

  3. 作業用フォルダを指定します。

    [作業用フォルダ]にデータベースの再編成で使用する作業用フォルダを指定します。

    重要

    [作業用フォルダ]には、10,000台の機器を管理する場合は30ギガバイト以上の空き容量があるローカルドライブ上のフォルダを指定してください。ネットワークドライブ上のフォルダを指定すると、再編成に失敗します。また、クラスタ構成の場合は、共有ディスクのフォルダを指定してください。

    以前にデータベースを再編成した場合、前回指定した作業用フォルダが表示されます。

    作業用フォルダを直接指定するときは、150文字以内で半角英数字、半角スペース、および次に示す半角記号を使用してください。

    「#」、「(」、「)」、「.」(ピリオド)、「@」、「\

    デフォルトは、次に示すフォルダが設定されています。

    All User プロファイルのアプリケーションデータフォルダ\Hitachi\jp1itdmm

  4. [実行]ボタンをクリックします。

    再編成が完了するまで、進捗状況を示すダイアログが表示されます。

再編成が完了します。

ヒント

データベースの再編成は、reorgdbコマンドでも実行できます。reorgdbコマンドについては、「17.27 reorgdb(データベースの再編成)」を参照してください。

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