Hitachi

JP1 Version 12 JP1/IT Desktop Management 2 運用ガイド


15.5.7 AMTの認証情報を設定する手順

AMTを利用してコンピュータの電源を制御する場合、およびAMTファームウェアバージョンの情報を取得する場合は、AMTの認証情報を設定しておく必要があります。

また、エージェント設定からコンピュータのAMTを設定する場合、AMTを自動的に有効化するための管理者権限のパスワードを設定する必要があります。

AMTの認証情報を設定するには:

  1. 設定画面を表示します。

  2. メニューエリアで[機器]−[AMTの設定]を選択します。

  3. AMTの認証情報を設定します。

    AMTを利用してコンピュータの電源を制御する場合、およびAMTファームウェアバージョンの情報を取得する場合は、インフォメーションエリアで[ユーザーID]、[パスワード]および[パスワード確認]を入力します。

    コンピュータのAMTを自動的に有効化する場合は、[管理者権限のパスワード]の[パスワード]および[パスワード確認]にAMTの管理者権限のパスワードを入力します。

  4. [適用]ボタンをクリックします。

利用者のコンピュータに対して、AMTを利用して電源を制御できるようになります。

なお、AMTを利用するためには、JP1/IT Desktop Management 2での設定以外に、管理用サーバと利用者のコンピュータでAMT自体の設定が必要です。

重要

[認証情報]に設定したAMTのユーザー情報(AMT管理ユーザー)のユーザー名とパスワードは、管理用サーバの設定と、管理対象のコンピュータで一致させる必要があります。

ヒント

エージェント導入済みのコンピュータの場合、エージェント設定からAMTの設定ができます。これによって、各コンピュータのBIOSを操作する手間を軽減できます。

ヒント

コンピュータのAMTに管理者権限のパスワードが未設定の場合は、[管理者権限のパスワード]に設定したパスワードがAMTに登録されます。管理者権限のパスワードが登録済みの場合、パスワードは設定できません。登録済みのパスワードを指定してください。また、管理者権限のパスワードが設定済みでかつAMTが無効になっているときは、あらかじめコンピュータのAMTを有効にしておく必要があります。

関連リンク