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JP1 Version 12 JP1/IT Desktop Management 2 運用ガイド


7.6.6 ファイル転送時のセキュリティ設定をする手順

安全にファイルを転送するために、セキュリティの設定ができます。ファイル転送でのセキュリティには、次の2種類があります。

転送データを暗号化するには:

  1. [リモートコントロール]ウィンドウのツールバーで[環境の設定]ボタン([図データ])をクリックします。

  2. 表示されるダイアログの[高速化]タブで、[転送データを暗号化する]をチェックして[OK]ボタンをクリックします。

転送されるデータが暗号化されます。

なお、暗号化を設定すると、コントローラとコンピュータにかぎのアイコンが表示されます。

ファイルへのアクセス権を設定するには:

  1. 設定画面の[エージェント]−[Windowsエージェント設定とインストールセットの作成]を選択し、表示されたエージェント設定一覧から変更したいエージェント設定の[編集]ボタンをクリックします。

  2. [エージェント設定の編集]ダイアログの[リモートコントロールの設定]−[ファイル転送]で、[ファイルへのアクセス権]を設定します。

設定したアクセス権に従って、コントローラ側からのファイルへのアクセスが制限されます。

アクセス権には読み取りと書き込みがあります。これらのアクセス権の設定によって、実行できるファイル操作が異なります。例えば、読み取りの権限だけ設定した場合、コンピュータにファイルを送信しようとするとエラーメッセージが表示されます。