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JP1 Version 12 JP1/IT Desktop Management 2 構築ガイド


8.13 checkitdmhost(接続先設定ファイルのフォーマットチェック)

エージェントの接続先を自動設定する接続先設定ファイル(itdmhost.conf)が、ファイルフォーマットを満たしているかどうかをチェックするするためのcheckitdmhostコマンドについて説明します。

機能

接続先設定ファイル(itdmhost.conf)のファイルフォーマットを満たしているかどうかをチェックします。

このコマンドを実行すると、引数に指定した接続先設定ファイルが1行ずつチェックされ、形式が不正な行は行番号がメッセージとして出力されます。形式不正が見つかっても終了しないで、引き続き次の行のチェックが実施されます。最終行まで到達するとチェック処理を終了します。ただし、形式不正の行が100行を越えた場合は、フォーマットエラーを表示してチェック処理を終了します。なお、チェックの途中でほかのエラーが発生した場合は、フォーマットチェックを中止し、そのエラーを表示して終了します。

次の場合に、接続先設定ファイルのその行の形式を不正とします。

次の場合は、不正とはしないで、その行や記述を無視します。

なお、このコマンドは管理用サーバで実行してください。

形式

checkitdmhost△-i△入力ファイル名

引数

-i

フォーマットチェックをする接続先設定ファイル(itdmhost.conf)を200バイト以内の絶対パスで指定します。

格納先

JP1/IT Desktop Management 2のインストール先フォルダ\mgr\bin\

JP1/IT Desktop Management 2が提供するコマンドプロンプトを使用すると、実行ファイルの格納先を指定しないでコマンドを実行できます。

戻り値

checkitdmhostコマンドの戻り値を次の表に示します。

戻り値

説明

0

コマンドが正常に終了しました。

11

コマンドの引数の指定形式に誤りがあります。

12

指定された接続先設定ファイルのアクセスエラーです。

13

指定された接続先設定ファイルのファイル名が不正です。

80

指定された接続先設定ファイルの形式が不正です。

101

メモリ不足でコマンドの実行に失敗しました。

150

そのほかのエラーでコマンドの実行が中断しました。

使用例

C:¥work1¥に作成した接続先設定ファイルのフォーマットチェックをする場合のコマンドの使用例を次に示します。

checkitdmhost -i C:\work1\itdmhost.conf