Hitachi

JP1 Version 12 JP1/IT Desktop Management 2 構築ガイド


4.1.6 エージェントの監視項目を変更する手順

エージェント導入済みのコンピュータを定期的に監視する項目を、インベントリ設定ファイル(jdng_inventory.conf)を使用することで変更できます。

エージェントの監視項目を変更するには:

  1. 次の表に示す内容を入力したインベントリ設定ファイル(jdng_inventory.conf)をテキストエディタで作成し、%ALLUSERSPROFILE%¥HITACHI¥jp1itdma¥confフォルダに格納します。

    セクション

    キー名

    説明

    設定値

    デフォルト

    SystemInventory

    DHCPLeaseExpires

    DHCPリース期限日時の変更を監視するかどうかを指定できます。

    セクションやキー名が存在しない場合、または無効な値が設定されている場合は、デフォルト値0として動作します。

    • 0:監視しない

    • 1:監視する

    0

    DHCPLeaseObtained

    DHCPリース取得日時の変更を監視するかどうかを指定できます。

    セクションやキー名が存在しない場合、または無効な値が設定されている場合は、デフォルト値0として動作します。

    • 0:監視しない

    • 1:監視する

    0

エージェントの監視項目が変更されます。

DHCPリース期限日時とDHCPリース取得日時を監視対象項目とする場合の、インベントリ設定ファイルの設定例を次に示します。この場合の監視間隔は、エージェント設定の[基本設定]−[上位システムとの通信のタイミング]−[監視間隔(セキュリティ項目以外)(分)]に指定した値になります。

[SystemInventory]
DHCPLeaseExpires=1
DHCPLeaseObtained=1

なお、インベントリ設定ファイルで設定した内容は、次に機器情報を取得するタイミングから自動的に適用されます。