Hitachi

JP1 Version 12 JP1/IT Desktop Management 2 導入・設計ガイド


3.3.2 管理用中継サーバへの製品ライセンスの登録許可

複数サーバ構成の場合、統括管理用サーバから許可することで、任意の管理用中継サーバに製品ライセンスを登録できるようになります。製品ライセンスを管理用中継サーバごとに購入および登録した上で管理したい場合は、管理用中継サーバに製品ライセンスの登録を許可してください。管理用中継サーバに製品ライセンスの登録を許可するには、distributelicenseコマンドを実行して、管理用中継サーバに製品ライセンスの情報を設定します。

重要

一度製品ライセンスが登録された管理用中継サーバ、およびその配下の管理用中継サーバには、統括管理用サーバの製品ライセンスを分配できなくなります。そのため、管理用中継サーバに製品ライセンスの登録を許可する場合は、事前にライセンスの共有範囲について十分に検討してください。

製品ライセンスの登録を許可すると、ライセンスの共有範囲が自動で構成されます。統括管理用サーバを共有元とする共有範囲のライセンス保有数は、統括管理用サーバのライセンス総数から、各管理用中継サーバに分配したライセンス数を引いた数になります。製品ライセンスの登録を許可された管理用中継サーバを共有元とする共有範囲のライセンス保有数は、その管理用中継サーバに登録したライセンス総数と同じになります。

製品ライセンスの登録を許可した際の共有範囲の構成例、および各共有範囲の製品ライセンスの情報を次の図に示します。

[図データ]