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JP1 Version 12 JP1/Extensible SNMP Agent


7.3.2 ログの出力先

ログの出力先はsnmpdmプロセスの環境変数定義ファイル(SnmpMaster)のSR_LOG_DIR環境変数で変更できます。なお,ファイル名はsnmpd.lognで固定です。変更はできません。

SR_LOG_DIR環境変数については,「5. コマンドとプロセス」の「snmpdm」を参照してください。

ログの出力先を変更する手順を次に示します。

操作手順

  1. snmpstopコマンドでSNMPエージェントを停止する。

    システムのOSがSolarisおよびAIXの場合で,ネイティブエージェントに対する停止操作を実行したくない場合は,snmpstopコマンド(-nオプション)を実行してください。

  2. SR_LOG_DIR環境変数でログの出力先を指定する。

    (例)

    SR_LOG_DIR=/tmp/esalog
    export SR_LOG_DIR
  3. snmpstartコマンドでSNMPエージェントを再起動する。

    システムのOSがSolarisおよびAIXの場合で,ネイティブエージェントに対する再起動操作を実行したくない場合は,snmpstartコマンド(-nオプション)を実行してください。

また,資料採取コマンドのjp1esalog.sh.defは,デフォルトでは/var/adm/snmpd.lognを収集する設定になっています。jp1esalog.sh.defコマンド実行でのログ出力先を変更したい場合は,viエディタなどを使用してログの出力先を変更します。jp1esalog.sh.defコマンドの編集例を次に示します。

変更前
COLFILE="$COLFILE ./var/adm/snmpd.log* ./var/adm/*agt*.log ./etc/SnmpAgent.d ./etc/srconf/agt"
変更後
COLFILE="$COLFILE ./tmp/esalog/snmpd.log* ./var/adm/*agt*.log ./etc/SnmpAgent.d ./etc/srconf/agt"
重要

jp1esalog.sh.defコマンドを編集する前に,jp1esalog.sh.defコマンドのバックアップを必ず取得してください。