ファイルシステム定義ファイル(esafilesys.conf)
形式
# コメント check: ファイルシステムパス名 ファイルシステムのパス直下に存在する任意のファイル名 exclude: ファイルシステムパス名
説明
次の設定を定義します。
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監視対象のファイルシステムがマウントされているかどうかをチェックするための設定
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監視対象外とするファイルシステムの設定
格納場所
HP-UX (IPF),Solaris,AIXおよびLinuxの場合:/etc/SnmpAgent.d/esafilesys.conf
記述内容
- check:
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ファイルシステムがマウントされているかどうかをチェックしてマウントされていないときは,ファイルシステムの情報を取得しないように設定します。主に,クラスタシステムの共有ディスクを監視する場合に指定します。
「check:」とチェックするファイルシステムのパス名,およびファイルシステムのパス直下に存在する任意のファイル名の間には必ず1文字の空白を挿入してください。
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ファイルシステムパス名
ファイルシステムのパス名を指定します。1,024文字まで指定できます。
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ファイルシステムのパス直下に存在する任意のファイル名
ファイルシステムのパス直下に存在するファイルの名称を指定します。1,024文字まで指定できます。
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- exclude:
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監視対象外とするファイルシステムのパス名を指定します。「exclude:」のあとに半角空白が必要です。
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ファイルシステムパス名
ファイルシステムのパス名を指定します。1,024文字まで指定できます。
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- #
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その行の#以降はコメントとして扱います。コメントはASCII文字列で記述してください。
注意事項
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複数の共有ディスクを指定する場合は,行を追加して定義してください。
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クラスタシステムのローカルノードにある共有ディクスのファイルシステムpathディレクトリに,/etc/SnmpAgent.d/esafilesys.confファイルに記述した共有ディスク直下に存在する任意のファイル名と同じ名前のファイルが存在しないことを必ず確認してください。
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共有ディスクのファイルシステムpathは次の内容を指定してください。
AIXの場合:/etc/filesystemsの1番目フィールド(:を除く)
Linuxの場合:/etc/fstabファイルのfs_fileフィールド
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esafilesys.confの設定は,fileSystem64グループについて有効になります。
AIXおよびLinuxでは,fileSystemグループについてもfileSystem64グループと同様に,/etc/SnmpAgent.d/esafilesys.confの設定が有効になります。fileSystem64グループの/etc/SnmpAgent.d/esafilesys.confの設定については,「2.12.2 不正な共有ディスク容量の応答抑止の設定(AIXおよびLinuxの場合)」を参照してください。
HP-UX (IPF)およびSolarisでは,/etc/SnmpAgent.d/esafilesys.confの設定がfileSystemグループには有効にならないので注意してください。
定義例
共有ディスク/shdisk1,/shdisk2を監視します。test1,test2ファイルはそれぞれ/shdisk1,/shdisk2直下に存在します。
check: /shdisk1 test1 check: /shdisk2 test2
/mnt/cdrom,/mnt/floppyには応答しないようにします。
exclude: /mnt/cdrom exclude: /mnt/floppy