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JP1 Version 12 JP1/Extensible SNMP Agent


3.1.1 プロセスの起動オプションのカスタマイズおよび環境変数の定義

SNMPエージェントを構成するエージェントは,そのエージェントのプロセスの起動オプションおよび環境変数を定義するファイル(環境変数定義ファイル)を持っています。プロセスの起動オプションおよび環境変数の定義は環境変数定義ファイルに設定します。なお,プロセスの起動オプションは環境変数で指定します。そのため,特に断りがない場合,環境変数にプロセスの起動オプションを含みます。

環境変数定義ファイルに設定した環境変数の値は,SNMPエージェント起動時に有効になります。

次に,環境変数定義ファイルの設定手順を示します。

操作手順

  1. SNMPエージェントを停止する。

    SNMPエージェントの停止については,「3.2 SNMPエージェントの停止」を参照してください。

  2. 環境変数を定義する。

    環境変数を定義します。

    SNMPエージェントが提供する環境変数定義ファイルについては,「3.1.2 SNMPエージェントが提供する環境変数定義ファイル」を参照してください。

    プロセスの起動オプションを指定する環境変数については,「3.1.3 環境変数定義ファイルで指定できる起動オプション」を,プロセスの起動オプション以外の環境変数については,「3.1.4 プロセスで指定できる環境変数」を参照してください。

  3. SNMPエージェントを起動する。

    システムの起動またはsnmpstartコマンドを実行すると,SNMPエージェントが起動されます。

    システムのOSがSolarisおよびAIXの場合で,ネイティブエージェントに対する起動操作を実行したくない場合は,snmpstartコマンド(-nオプション)を実行してください。

SNMPエージェントの各プロセスの環境変数の詳細については,「5. コマンドとプロセス」の「プロセス」を参照してください。

メモ

引数を指定してSNMPエージェントのプロセスを起動した場合,そのプロセスが停止するまで指定が有効です。プロセスのオプションを起動時に常に有効にするためには,環境変数で起動オプションを指定してください。