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JP1 Version 12 JP1/SNMP System Observer


jp1ssolog.sh(Linux限定)

〈このページの構成〉

形式

jp1ssolog.sh [-col] [-d 出力先ディレクトリ名] [<agent> ...]

機能

SSOの障害発生時に障害調査用資料を採取します。このコマンドは,Linux限定コマンドです。

デフォルトまたは-dオプションで指定したディレクトリ配下に,workディレクトリを作成します。workディレクトリ配下には,一時的にJP1SSOディレクトリを作成して,その配下に採取する資料を出力します。すでにJP1SSOディレクトリがある場合,削除してから新たにJP1SSOディレクトリを作成します。デフォルトでは/tmp/jp1sso/work/JP1SSOになります。

一時ディレクトリ配下に出力した資料は,まとめてtar形式のアーカイブファイルにし,compressコマンドを使用して圧縮します。ただし,標準コマンドにcompressコマンドがない場合,圧縮しません。すでにファイルがある場合は,削除してから新たにファイルを出力します。

採取する資料のデフォルトの出力先は,次のとおりです。

圧縮した場合

/tmp/jp1sso/jp1ssolog.tar.Zファイル

圧縮しない場合

/tmp/jp1sso/jp1ssolog.tarファイル

ファイルの出力に成功すると一時的に出力する圧縮元のデータをすべて削除します。デフォルトの出力先は,このコマンド(シェルスクリプトファイル)を編集することで変更できます。

オプション

-col

障害調査用資料として$SSO_DB/Coll配下も採取します。

-d 出力先ディレクトリ名

採取する資料の出力先を,相対パスまたは絶対パスで指定します。

<agent> ...

指定した監視サーバに対するpingコマンドの実行結果も,障害調査用資料として採取します。<agent>にはIPアドレスまたはホスト名を指定します。なお,指定したIPアドレスまたはホスト名が正しくない場合や,監視サーバが停止している場合,コマンドの戻り値は0以外になります。

カスタマイズ

このコマンドはシェルスクリプトです。必要に応じて次に示す項目をカスタマイズできます。

デフォルトの出力先を変更する場合

次に示す行の出力先を編集します。

OUTPUTDIR="/tmp/jp1sso"

使用例

採取資料一覧

採取する障害調査用の資料の一覧,および資料を採取する方法の詳細については,「9.2.3(17) 上記以外のエラー」を参照してください。

戻り値

0

資料採取が成功した

1

一部の資料採取に失敗したが問題なし

2

実行ユーザがスーパーユーザ権限でない

3

システムエラー

4

資料採取が失敗した(出力先ディレクトリ不正)

注意事項