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JP1 Version 12 JP1/SNMP System Observer


ssoapcom

〈このページの構成〉

形式

監視マネージャと監視サーバの監視状態を合わせる
ssoapcom [-S 接続先サーバ名] -g 監視サーバ名
監視サーバに対してデマンドヘルスチェックを実行する
ssoapcom [-S 接続先サーバ名] -H 監視サーバ名
ssoapmonデーモンプロセスに定義ファイルの再読み込みを指示する
ssoapcom [-S 接続先サーバ名] -r
監視サーバ側で保持しているプロセス・サービス監視条件を削除する
ssoapcom -a 監視サーバ名 -s 監視マネージャ名
ssoapmonデーモンプロセスにNNMi連携情報(ノード情報)の更新を指示する
ssoapcom -n
ssoapmonデーモンプロセスに関数トレースダンプファイルの出力を指示する
ssoapcom [-S 接続先サーバ名] -F

機能

プロセスおよびサービスの監視状態合わせ,デマンドヘルスチェック,ssoapmonデーモンプロセスへの定義ファイルの再読み込み,NNMi連携情報(ノード情報)の更新,および関数トレースダンプファイルの出力を指示します。また,監視サーバに残っている監視条件を削除します。

オプション

-S 接続先サーバ名

接続先となる監視マネージャを指定します。接続先サーバ名はホスト名,またはIPアドレスで指定します。このオプションが指定されていない場合,自ホストのSSOに接続します。

-g 監視サーバ名

指定した監視サーバとプロセスおよびサービスの監視状態を合わせます。監視サーバ名はホスト名,またはIPアドレスで指定します。

-H 監視サーバ名

指定した監視サーバにデマンドヘルスチェックを実行します。監視サーバ名はホスト名,またはIPアドレスで指定します。

-r

ssoapmonデーモンプロセスに,次の定義ファイルの再読み込みを指示します。

  • ssoapmon動作定義ファイル(ssoapmon.def)

  • イベント送信先定義ファイル(ssodest.conf)

  • SNMP定義ファイル(ssosnmp.conf)

  • イベントフィルタ定義ファイル(ssoevtfilter.conf)

  • 動作ログ定義ファイル(ssoauditlog.conf)

  • TCPエージェント定義ファイル(ssotcpagent.conf)

-a 監視サーバ名

指定した監視サーバに対して,-sオプションで指定したSSOからのプロセスおよびサービス監視を停止します。監視サーバ名はホスト名,またはIPアドレスで指定します。

-s 監視マネージャ名

-aオプションとあわせて使用します。プロセスおよびサービス監視を停止することなく監視マネージャのIPアドレスを変更した場合に,監視サーバに残っている監視マネージャ(変更前のIPアドレス)からの監視条件を削除します。監視マネージャ名には変更前のIPアドレスを指定してください。このコマンドの実行によって監視サーバでの監視処理は一時停止しますが,次回の定期ヘルスチェックで自動的に再開されます。

-n

ssoapmonデーモンプロセスに,NNMi連携情報(ノード情報)の更新を指示します。-nオプションは,次のどちらかの場合に使用します。

  • ssoapmonデーモンプロセスの起動後,監視サーバのノードシンボルを再作成した場合

  • ssoapmonデーモンプロセスの起動後,監視マネージャのノードシンボルを作成または再作成した場合(ただし,監視マネージャのノードシンボルを選択してマップ連携(アクション連携)機能を利用しない場合は不要)

-F

ssoapmonデーモンプロセスに,関数トレースダンプファイルの出力を指示します。関数トレースダンプファイルを出力するためには,ssoapmon動作定義ファイルのfunc-trace:キーをonにする必要があります。

このオプションを-Sオプションと同時に指定する場合,接続先サーバのSSOのバージョンが11-50以降である必要があります。

戻り値

0

正常終了

-1

引数誤りなどの実行エラー

-2

実行不可(指定した監視サーバに対して定期ヘルスチェックを実行中(-Hオプション指定時),またはNNMi連携不可(-nオプション指定時)のため)

注意事項

ssoapmon動作定義ファイルでキーが記述された行を削除したあとにssoapcom -rコマンドを実行した場合,削除したキーの値はデフォルト値に変更されません。削除したキーのデフォルト値を有効にするには,ssoapmonデーモンプロセスを再起動してください。