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JP1 Version 12 JP1/SNMP System Observer


5.9.5 レポートタイプ設定ウィンドウ

レポートのタイトルやレポート形式を設定します。レポートタイプ設定ウィンドウを,次の図に示します。

図5‒98 レポートタイプ設定ウィンドウ(表の場合)

[図データ]

図5‒99 レポートタイプ設定ウィンドウ(折れ線グラフの場合)

[図データ]

図5‒100 レポートタイプ設定ウィンドウ(ヒストグラムの場合)

[図データ]

図5‒101 レポートタイプ設定ウィンドウ(集合縦棒グラフの場合)

[図データ]

図5‒102 レポートタイプ設定ウィンドウ(積み上げ縦棒グラフの場合)

[図データ]

図5‒103 レポートタイプ設定ウィンドウ(円グラフの場合)

[図データ]

表示項目を説明します。

[タイトル]

各レポートのタイトルを,1〜255バイト以内の文字列で指定します。

[レポートタイプ]

作成する形式を選択します。

  • 表形式で作成します。

  • 折れ線グラフ

    折れ線グラフ形式で作成します。

  • ヒストグラム

    ヒストグラム形式で作成します。

  • 集合縦棒グラフ

    集合縦棒グラフ形式で作成します。

  • 積み上げ縦棒グラフ

    積み上げ縦棒グラフ形式で作成します。

  • 円グラフ

    円グラフ形式で作成します。

デフォルトは表です。

なお,グラフ形式の場合,描画できるグラフの本数は次のとおりです。

  • 折れ線グラフ:100本

  • ヒストグラム:8本

  • 上記以外:1グラフ当たり100要素

[レポートの設定]
[表のタイプ]

表形式で作成する場合の出力形式を次に示す中から選択します。

  • [サブリソース列−インスタンス行]

  • [インスタンス列−サブリソース行]

  • [インスタンス別表示]

  • [サブリソース別表示]

デフォルトはサブリソース列−インスタンス行です。各出力形式の詳細は「2.4.3 HTML形式のレポートファイルの詳細」を参照してください。

[プロットタイプ]

グラフ形式で作成する場合に,グラフに描画する間隔を指定します。5分〜31日の範囲で指定できます。デフォルトは1時間です。

折れ線グラフの場合は,プロットタイプに指定した時間ごとに収集データの平均値を算出し,プロット点とします。隣接するプロット点を結んだ折れ線が,収集データ線となります。なお,プロット間隔の間に収集データがない場合,プロット点は作成されません。この場合,プロット点が作成されなかった期間は無視され,隣接するプロット点を結ぶ線が描線されます。

集合縦棒グラフ,積み上げ縦棒グラフ,および円グラフの場合は,プロット点ごとに,それぞれグラフになります。

[データの区間数]

ヒストグラム形式で作成する場合のデータの区間数を4〜20の範囲で指定します。

デフォルトは10です。

[縦軸]

HTML形式のレポートでグラフを使用する場合,グラフの縦軸の最大値と最小値を指定します。

  • 自動

    最大値と最小値を自動で設定します。

  • 手動

    最大値と最小値を手動で設定します。指定できる値の範囲は,0.00〜4294967295.00です。小数点以下第2位まで指定できます。

デフォルトは自動です。

[グラフのタイプ]

集合縦棒グラフ形式,積み上げ縦棒グラフ形式,または円グラフ形式で作成する場合の出力形式を指定します。

  • サブリソース別表示

  • インスタンス別表示

デフォルトはサブリソース別表示です。

[100%の値を指定する]

円グラフの基準値を指定する場合にチェックします。

このチェックボックスをチェックすると,テキストボックスに入力した値を100%として,各項目の値を円グラフに表示します。指定できる値の範囲は,0.01〜1.7976931348623157×10308です。浮動小数点表記では,仮数部が1.7976931348623157を超える場合は丸められます。

また,テキストボックスには数字以外に指数記号「e」も入力可能です。例えば,「1.4e3」と入力した場合,これは「1.4×103」を意味します。

[詳細設定...]

グラフ表示詳細設定ウィンドウを表示します。グラフ表示詳細設定ウィンドウについては「(1) グラフ表示詳細設定ウィンドウ」を参照してください。

〈この項の構成〉

(1) グラフ表示詳細設定ウィンドウ

グラフ表示の詳細項目を設定するウィンドウです。グラフ表示詳細設定ウィンドウは,作成する形式によって表示項目が異なります。それぞれの場合に分けて説明します。

(a) 折れ線グラフ形式の場合

図5‒104 グラフ表示詳細設定ウィンドウ(折れ線グラフ形式の場合)

[図データ]

[凡例表]
[凡例を折り返して表示する]

グラフ凡例表の列数を指定します。このチェックボックスをチェックした場合,グラフ凡例表はサブリソース別凡例形式で出力されます。この場合,凡例表の列数は右側のテキストボックスに入力した数となります。

チェックを外した場合,グラフ凡例表はインスタンス数折り返し凡例形式で出力されます。この場合,凡例表の列数はインスタンス数となります。

デフォルトではチェックされています。グラフ凡例表の形式については,「2.4.4(2) グラフ凡例表」を参照してください。

[列]

凡例表の列数を指定します。[凡例を折り返して表示する]チェックボックスがチェックされている場合だけ有効です。

設定によるレポート出力結果の違いについては,「2.4.4 折れ線グラフ形式のレポートファイル」を参照してください。

入力した値が列数になります。レポート対象のリソースのインスタンス数より大きい値を入力した場合,凡例の列数はインスタンス数で出力されます。

入力できる値は0から100の整数です。不正な値は入力できません。デフォルトは10です。

[時間軸]
[時間軸の開始,終了時刻をデータ抽出期間に合わせる]

このチェックボックスをチェックすると,グラフ時間軸の開始時刻はデータ抽出期間の抽出開始年月日に指定した値となり,グラフ時間軸の終了時刻はデータ抽出期間の抽出終了年月日に指定した値になります。

チェックを外すと,グラフ時間軸の開始時刻は,最初のプロット点の時刻となり,グラフ時間軸の終了時刻は,最後のプロット点の時刻となります。デフォルトではチェックされていません。

もし,チェックボックスをチェックして,データ抽出期間の開始または終了のどちらか,または両方を省略した場合,省略した側の時間軸は,チェックを外した場合に準じます。

データ抽出期間については,「5.9.6 レポートファイル作成ウィンドウ」を参照してください。

[目盛線]

グラフ時間軸の目盛線を指定します。指定方法は目盛によるグラフ時間軸の分割数を指定する方法と,目盛の時間間隔を指定する方法の2とおりがあります。

[分割数指定]

目盛によるグラフ時間軸の分割数を指定します。分割する数は右側のテキストボックスに入力します。このラジオボタンはデフォルトで設定されています。

[分割]

グラフ時間軸の分割数を指定します。[時間指定]ラジオボタンが選択されている場合は入力できません。デフォルト値は4です。

入力できる値は1以上60以下の整数です。不正な値は入力できません。空の状態で[OK]ボタンを押すとエラーダイアログが表示されます。

[時間指定]

目盛の時間間隔を指定します。時間間隔の指定は右側のテキストボックスに数字を入力します。[分割数指定]ラジオボタンが指定されている場合,入力できません。デフォルトでは選択されていません。

入力できる値は[間隔]チョイスボックスに依存し,1分以上365日以下となる整数です。

[時間指定]ラジオボタンが選択されていた場合に,テキストボックスに1〜525600以外の数値,整数以外,空白を指定して[OK]ボタンを押すとエラーダイアログが表示されます。

[間隔]

時間指定時の単位を入力します。単位は[分],[時間],[日]の三つのうちから選択できます。[分割数指定]ラジオボタンが指定されている場合,選択できません。

デフォルトでは[分]が選択されていますが,[分割数指定]ラジオボタンが指定されているので,無効となります。

[グラフ線]
[データがない区間は描線しない]

グラフ線は,プロットタイプで指定した間隔ごとの平均値で描線します。

このチェックボックスをチェックすると,レポートタイプ設定ウィンドウのプロットタイプで指定した各間隔で,平均値を算出するべきデータがない場合,その区間のグラフ線は描線しません。

チェックを外すと,プロットタイプで指定した各間隔で,平均値を算出するべきデータがない場合,データがある区間同士を描線することで描線します。この設定は収集データ線に対して有効です。

チェックした場合に,実際のリソース収集間隔より小さい値をプロットタイプで指定した場合,グラフ線が途切れて出力される場合があります。デフォルトではチェックされていません。

[しきい値線]
[しきい値線を表示する]

しきい値線の表示設定を行います。このチェックボックスをチェックすると,[全サブリソースについて表示する]ラジオボタンと,[サブリソースごとの設定により表示する]ラジオボタンが選択できます。ラジオボタンを選択すると,選択したラジオボタンによる設定でしきい値線が表示されます。

このチェックボックスはデフォルトではチェックされていません。

しきい値表示設定ウィンドウでしきい値設定がされていた場合でも,このチェックボックスのチェックを外すとしきい値線は表示されません。

しきい値線の出力を設定した場合,しきい値監視の有無に関係なく,しきい値として設定した値が出力されます。

[全サブリソースについて表示する]

すべてのサブリソースについて,しきい値線を表示します。表示するしきい値線は右側のチョイスボックスで選択します。

しきい値表示設定ウィンドウでしきい値設定がされていた場合でも,この[全サブリソースについて表示する]ラジオボタンを選択した場合,しきい値線はここでの設定が有効となり,全サブリソースについて表示されます。しかし,しきい値表示設定ウィンドウでの設定内容は維持されています。

表示するしきい値線はチョイスボックスで次の三つのうちから選択できます。

  • [警戒しきい値と危険しきい値]

  • [警戒しきい値]

  • [危険しきい値]

[サブリソースごとの設定により表示する]

サブリソースごとに設定をして,しきい値線を表示します。

サブリソースごとの設定は,しきい値表示設定ウィンドウで行います。しきい値表示設定ウィンドウでサブリソースごとの設定をしていない場合,しきい値線は出力されません。

[統計情報]
[統計情報を表示する]

グラフ下への統計情報を表示するかどうかを設定します。統計情報は表出力での出力形式から選択します。表出力での出力形式は右側チョイスボックスで,次に示す中から選択できます。

  • [サブリソース列−インスタンス行]

  • [インスタンス列−サブリソース行]

  • [インスタンス別表示]

  • [サブリソース別表示]

デフォルトは,[サブリソース列−インスタンス行]です。

[統計情報を表示する]チェックボックスがチェックされていた場合に選択できます。このチェックボックスはデフォルトではチェックされていません。

(b) ヒストグラム形式の場合

図5‒105 グラフ表示詳細設定ウィンドウ(ヒストグラム形式の場合)

[図データ]

[凡例表]
[凡例を折り返して表示する]

グラフ凡例表の列数を指定します。このチェックボックスをチェックした場合,グラフ凡例表はサブリソース別凡例形式で出力されます。この場合,凡例表の列数は右側のテキストボックスに入力した数となります。

チェックを外した場合,グラフ凡例表はインスタンス数折り返し凡例形式で出力されます。この場合,凡例表の列数はインスタンス数となります。

デフォルトではチェックされています。グラフ凡例表の形式については,「2.4.4(2) グラフ凡例表」を参照してください。

[列]

凡例表の列数を指定します。[凡例を折り返して表示する]チェックボックスがチェックされている場合だけ有効です。

設定によるレポート出力結果の違いについては,「2.4.4 折れ線グラフ形式のレポートファイル」を参照してください。

入力した値が列数になります。レポート対象のリソースのインスタンス数より大きい値を入力した場合,凡例の列数はインスタンス数で出力されます。

入力できる値は0から100の整数です。不正な値は入力できません。デフォルトは10です。

[統計情報]
[統計情報を表示する]

グラフ下への統計情報を表示するかどうかを設定します。統計情報は表出力での出力形式から選択します。表出力での出力形式は右側チョイスボックスで,次に示す中から選択できます。

  • [サブリソース列−インスタンス行]

  • [インスタンス列−サブリソース行]

  • [インスタンス別表示]

  • [サブリソース別表示]

デフォルトは,[サブリソース列−インスタンス行]です。

[統計情報を表示する]チェックボックスがチェックされていた場合に選択できます。このチェックボックスはデフォルトではチェックされていません。

(c) 集合棒グラフ形式,積み上げ縦棒グラフ形式および円グラフ形式の場合

図5‒106 グラフ表示詳細設定ウィンドウ(集合棒グラフ形式,積み上げ縦棒グラフ形式および円グラフ形式の場合)

[図データ]

[凡例表]
[凡例を折り返して表示する]

グラフ凡例表の列数を指定します。このチェックボックスをチェックした場合,グラフ凡例表はサブリソース別凡例形式で出力されます。この場合,凡例表の列数は右側のテキストボックスに入力した数となります。

チェックを外した場合,グラフ凡例表はインスタンス数折り返し凡例形式で出力されます。この場合,凡例表の列数はインスタンス数となります。

デフォルトではチェックされています。グラフ凡例表の形式については,「2.4.4(2) グラフ凡例表」を参照してください。

[列]

凡例表の列数を指定します。[凡例を折り返して表示する]チェックボックスがチェックされている場合だけ有効です。

設定によるレポート出力結果の違いについては,「2.4.4 折れ線グラフ形式のレポートファイル」を参照してください。

入力した値が列数になります。レポート対象のリソースのインスタンス数より大きい値を入力した場合,凡例の列数はインスタンス数で出力されます。

入力できる値は0から100の整数です。不正な値は入力できません。デフォルトは10です。

[時間軸]
[時間軸の開始,終了時刻をデータ抽出期間に合わせる]

このチェックボックスをチェックすると,グラフの開始時刻はデータ抽出期間の抽出開始年月日に指定した時刻となり,グラフの終了時刻はデータ抽出期間の抽出終了年月日に指定した時刻になります。

チェックを外すと,グラフの開始時刻と終了時刻はそれぞれ,実際のデータ期間の開始時刻と終了時刻になります。デフォルトではチェックされていません。

もし,チェックボックスをチェックして,データ抽出期間の開始または終了のどちらか,または両方を省略した場合,省略した側の時間軸は,チェックを外した場合に準じます。

データ抽出期間については,「5.9.6 レポートファイル作成ウィンドウ」を参照してください。

[行数]
[表示するグラフの最大行数]

表示するグラフの最大行数を指定します。このチェックボックスをチェックした場合,1から1024までの整数を指定できます。デフォルトの値は64です。

[統計情報]
[統計情報を表示する]

グラフ下への統計情報を表示するかどうかを設定します。統計情報は表出力での出力形式から選択します。表出力での出力形式は右側チョイスボックスで,次に示す中から選択できます。

  • [サブリソース列−インスタンス行]

  • [インスタンス列−サブリソース行]

  • [インスタンス別表示]

  • [サブリソース別表示]

デフォルトは,[サブリソース列−インスタンス行]です。

[統計情報を表示する]チェックボックスがチェックされていた場合に選択できます。このチェックボックスはデフォルトではチェックされていません。