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JP1 Version 12 JP1/SNMP System Observer


3.4.8 Linuxでの注意事項

〈この項の構成〉

(1) /etc/hostsファイルの定義について

Red Hat Linuxをインストールすると,/etc/hostsファイルに自ノード(この定義例ではlinux01)のIPアドレスに対してループバックアドレス:127.0.0.1が定義されている場合があります。以下に定義例を示します。

[図データ]

SSOの自ノードがループバックアドレスで定義されていた場合,収集データベースが参照不能になったり,プロセスおよびサービス監視の状態が認識不能になったりするなどの現象が発生します。SSOを使用する環境では,自ノードに対しては「127.0.0.1」ではなく自IPアドレス(本例では172.16.49.18)を定義してください。以下に定義例を示します。

[図データ]

なお,ssoapmon動作定義ファイル(ssoapmon.def)およびssocolmng動作定義ファイル(ssocolmng.def)のchange-my-address:キーで,SSOの動作IPアドレスを設定している場合は,本対応は不要となります。

それぞれの定義ファイルについては,「7.3.7 ssoapmon動作定義ファイル(ssoapmon.def)」および「7.3.8 ssocolmng動作定義ファイル(ssocolmng.def)」を参照してください。

(2) OS起動によるSSO自動起動時の言語環境変数の設定方法

OSの起動によって,SSOは自動起動します。この場合にSSOが動作する言語環境変数を設定する方法を次に示します。

(a) サービス起動がSystem Vの場合

<対象OS>

  • Linux 6

  • Oracle Linux 6

  • Cent OS 6

<設定ファイル>

/etc/rc.d/init.d/sso

<設定方法>

  1. 「./etc/rc.d/init.d/functions」行の直後に次の内容を追加する。

    LANG=ja_JP.UTF-8
    export LANG
    注※

    指定できる言語環境変数については,「付録L 言語環境」を参照してください。

    設定例を次に示します。

    :
    # Source function library.
    ./etc/rc.d/init.d/functions
    LANG=ja_JP.UTF-8
    export LANG
    :

(b) サービス起動がsystemdの場合

<対象OS>

  • Linux 7

  • SUSE Linux Enterprise Server 12

  • Oracle Linux 7

  • Cent OS 7

<設定ファイル>

/opt/CM2/SSO/bin/.ssostart

<設定方法>

  1. 次の行の「#」を削除する。

    # LANG=ja_JP.UTF-8
    # export LANG
    注※

    指定できる言語環境変数については,「付録L 言語環境」を参照してください。

    設定例を次に示します。

    :
    # Set LANG
    LANG=ja_JP.UTF-8
    export LANG
    :