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JP1 Version 12 JP1/SNMP System Observer


2.6.5 NNMi連携可否状態の確認

NNMi連携機能を利用するためには,SSOが監視しているサーバが,NNMiに検知されている状態である必要があります。NNMiに検知されている状態とは,NNMi上で対象サーバが管理対象または非管理対象であるかに関係なく,ノードとして認識されている状態のことを意味します。

SSOはssospmd動作定義ファイルのNNMi連携に関する設定に従って,一定の間隔でNNMiとの連携可否状態をチェックします。また,NNMiと連携する各デーモンプロセスからの要求でも連携可否状態をチェックします。連携可否状態をチェックして,NNMiとの連携可否状態の変化を検知した場合,各デーモンプロセスを停止または縮退動作させたり,起動または通常動作させたりします。ただし,イベント送信先定義ファイル(ssodest.conf)に設定したNNMiとの連携可否状態の変化を検知した場合は除きます。

〈この項の構成〉

(1) NNMiとの連携可否状態をチェックするタイミング

ssospmdは,次に示すタイミングでNNMiとの連携可否状態をチェックします。

(2) 連携可否状態の変化を検知した場合の動作

ssospmdは,NNMiとの連携可否状態が変化したことを検知した場合,ssospmd動作定義ファイルのnnm-coop-policyの設定によって,次に示す動作をします。

(a) 連携可→連携不可を検知した場合

nnm-coop-policyが「0」の場合

ssospmdを除くすべてのデーモンプロセスを停止して,停止したデーモンプロセスの状態を「SUSPENDING」にします。

nnm-coop-policyが「1」の場合

デーモンプロセス(ssoapmon,ssocolmng)を縮退動作させ,それらデーモンプロセスの状態を「DEGENERATING」にします。

(b) 連携不可→連携可を検知した場合

nnm-coop-policyが「0」の場合

「SUSPENDING」状態のデーモンプロセスを開始します。

nnm-coop-policyが「1」の場合

縮退動作中(「DEGENERATING」状態)のデーモンプロセスを通常動作させます。