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JP1 Version 12 JP1/Network Node Manager i セットアップガイド


付録G.33 nnmloadnodegroups.ovpl

このコマンドは,CSV ファイルからノードグループ定義を読み込みます。

SYNOPSIS

nnmloadnodegroups.ovpl [-?] [-u <username> -p <password> ] [-r true | false] -f <csv_filename>

DESCRIPTION

nnmloadnodegroups.ovplは,CSVファイルからノードグループの定義を読み込みます。このコマンドは,外部データストアで定義されているノードデータが多数あり,かつ,ノードグループの初期定義としてNNMiのデータベースに読み込みたい場合に便利です。NNMiに読み込んだ後,ノードグループフォームを使用すると,ノードグループの定義を変更できます。

次の設定は,CSVファイルで設定することはできません。ノードグループを読み込んでから,ノードグループフォームを使用してデフォルト設定を変更する必要があります。

Parameters

nnmloadnodegroups.ovplコマンドは,次のオプションをサポートします。

-?
コマンドの使用方法を表示します。
-u <username>
コマンドの実行に必要な NNMi の管理者名を指定します。 nnm.properties ファイルが存在していない限り,これが必要になります。詳細はnnm.propertiesリファレンスページを参照してください。
-p <password>
コマンドの実行に必要な NNMi の管理者パスワードを指定します。 nnm.properties ファイルが存在していない限り,これが必要になります。詳細はnnm.propertiesリファレンスページを参照してください。
-r true | false
このオプションを使用する前に,既存のノードグループ設定をバックアップしてください。
-r false(デフォルト設定)の場合,ノードグループ名が既にNNMiデータベースに存在すると,nnmloadnodegroups.ovplコマンドは以前の設定を変更しません。
-r trueの場合,同じName(Column 1)の既存のノードグループのすべての設定が,CSVファイルの値で上書きされます。
注意:マージではなく,そのノードグループのすべての設定が完全に置き換えられます。
注意:階層内のグループでこの置き換えオプションを使用する場合は,すべての子グループが同一のCSVファイルに存在する必要があります。また,子ノードグループは親ノードグループよりも先に記載してください。
-f <csv_filename>
ノードグループを定義したCSVファイルを指定します。

Syntax of Comma Separated File

ユーザーが指定するCSVファイルには次の構文が必要です。

(必須: Column 1)Node Group Nameの値を指定する必要があります。

(任意: Column 2 - Column 14)値のないカラムは空にしてください。

Column 14の終わりを示すカンマは必要ありません。カラム内で最後の項目の後(とカンマ「,」の間)にセミコロン「;」は必要ありません。

NNMiは次の方法で,すべての設定の結果を統合します。

  1. NNMiは最初にDevice Filters(Column 5)を評価します。このノードグループに含まれるためには,ノードは少なくとも一つの定義に一致する必要があります。

  2. NNMiは次にAdditional Filters(Column 7 - Column 14)を評価します。このノードグループに含まれるためには,すべてのAdditional Filtersの定義もパスする必要があります。

    注意:読み込んだ後で,ノードグループフォームの追加のフィルタータブにカラム7-14の設定が統合されて表示されます。ノードグループフォームの追加のフィルターエディタで,デフォルトの論理演算を変更できます。

  3. フィルターに関係なく,すべてのAdditional Nodes(Column 6)はノードグループに含まれます。

  4. すべての Child Node Groups(Column 4)の結果は,Additional Nodesと同様の扱いになります。

空のラインまたは「#」で始まるラインはコメントとして無視されます。次のコメントを1行目に追加することで,必要となるカラムの構文の参考になります。

#[NodeGroupName],[Notes],[AddtoFilterList],[ChildNodeGroup:0/1;...],DeviceFilter[Category1:Vendor1:Family1:Profile1;...],AdditionalNodes[Fully-Qaul-hostname;...],AdditionalFilters > [hostname;...],[hostedIPAddress;...],[mgmtIPAddress;...],[customAttrName/customAttrValue;...],[capability;...],[SecurityGroupDetails;...],[TenantDetails;...],[NodeName;...]

Use of Microsoft Excel

カンマ区切りファイルを作成する場合,Microsoft Excelが手ごろなツールですが,CSVファイルではカラム幅,コメントなどが維持されません。nnmloadnodegroups.ovpl入力ファイルをネイティブのXLSフォーマットとして保存後に,"名前を付けて保存(A)..." を実行してCSVファイルを作成するのが賢明です。この場合,XLSフォーマットのファイルにExcelコメントを追加し,カラム幅を拡大することが可能であり,カンマ文字をエスケープする必要もありません。また,Microsoft Excelでは,子ノードグループのリストを作成することが容易です。Column 4(D)に次のような計算値を指定するだけです。

=$A1&":0;"&$A2&":0;"&$A3&":0;"&$A4&":0;"&$A5&":0;"&$A6&":0;"&$A7&":0;"

この例では最初の 7行分の最初のカラムで定義されたノードグループを現在の行の最初のセルで定義されたノードグループ名を持つノードグループの子として統合します。このExcel参照を利用すると,最初のカラムで子ノードグループをリネームしても,元に返って親ノードグループのカラムにある参照を変更する必要がありません。Microsoft Excelで先頭に # がある行でカンマを入力すると,XLSファイルをCSVファイルとして保存したときに,コメントなしのエントリができます(#で始まる名前を持つノードグループが作成されます)。

EXAMPLES

CSV ファイルの内容例は次のようになります。

SNMP,Nodes that support SNMP and that are present in Colorado,,,,server1.myco.com;server2.myco.com,*.hp.com

メモ

CSV ファイルにデータを入力する場合,その他の目的で区切り文字「:」と「;」を使用しないでください(例えば,子ノードグループの名前など)。区切り文字を使用したい場合は,「\」でエスケープしてください。 例えば:

  • "computer:1" は "computer\:1" のように入力します。

  • "computer;1" は "computer\;1" のように入力します。

  • "computer\:1" は "computer\\:1" のように入力します。

CSV ファイルのカラム1 に定義した Name に一致する既存のノードグループを上書きしないように,CSV ファイルからノードグループを読み込むには:

nnmloadnodegroups.ovpl -u system -p myadminpasswd -f /tmp/test.csv

CSV ファイルのカラム1 に定義した Name に一致する既存のノードグループを上書きして,CSV ファイルからノードグループを読み込むには:

nnmloadnodegroups.ovpl -u system -p myadminpasswd -r true -f /tmp/test.csv

AUTHOR

nnmloadnodegroups.ovpl was developed by Micro Focus.

FILES

SEE ALSO

nnmconfigimport.ovpl, nnmloadinterfacegroups.ovpl, nnm.properties.