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JP1 Version 12 JP1/Network Node Manager i セットアップガイド


付録G.30 nnmloadinterfacegroups.ovpl

このコマンドは,CSVファイルからインタフェースグループ定義を読み込みます。

SYNOPSIS

nnmloadinterfacegroups.ovpl [-?] [-u <username> -p <password>] [-r true | false] -f <csv_filename>

DESCRIPTION

nnmloadinterfacegroups.ovplコマンドは,CSVファイルからインタフェースグループの定義を読み込みます。このコマンドは,外部データストアで定義されているインタフェースデータが多数あり,かつ,インタフェースグループの定義としてNNMiのデータベースに読み込みたい場合に便利です。NNMiに読み込んだ後,インタフェースグループフォームを使用すると,インタフェースグループの定義を変更できます。

Parameters

nnmloadinterfacegroups.ovplコマンドは,次のオプションをサポートします。

-?

コマンドの使用方法を表示します。

-u <username>

コマンドの実行に必要なNNMiの管理者名を指定します。nnm.propertiesファイルが存在していない限り,これが必要になります。詳細はnnm.propertiesリファレンスページを参照してください。

-p <password>

コマンドの実行に必要なNNMiの管理者パスワードを指定します。nnm.propertiesファイルが存在していない限り,これが必要になります。詳細はnnm.propertiesリファレンスページを参照してください。

-r true | false

このオプションを使用する前に,既存のインタフェースグループ設定をバックアップしてください。

-r false(デフォルト設定)の場合,インタフェースグループ名が既にNNMiデータベースに存在すると,nnmloadinterfacegroups.ovplコマンドは以前の設定を変更しません。

-r trueの場合,同じName(Column 1)の既存のインタフェースグループのすべての設定が,CSVファイルの値で上書きされます。

注意:マージではなく,そのインタフェースグループのすべての設定が完全に置き換えられます。

-f <csv_filename>

インタフェースグループを定義したCSVファイルを指定します。

Syntax of Comma-Separated File

注意:改行文字,カンマ,引用符などの特殊文字を含むフィールドは,CSVファイルでは二重引用符で囲む必要があります。 二重引用符が埋め込まれたフィールドも,RFC4180(CSVファイルの一般的書式,およびMIMEタイプ)の仕様に準拠し,二重引用符で囲まれたフィールド中の二つの二重引用符によるエスケープされた形式を使用する必要があります。

ユーザーが指定するCSVファイルには次の構文が必要です。

(必須:Column1)インタフェースグループ名を指定する必要があります。

(任意:Column2-Column7)値のないカラムは空にしてください。

Column7の終わりを示すカンマは必要ありません。カラム内で最後の項目の後(とカンマ「,」の間)にセミコロン「;」は必要ありません。

NNMiは次の方法で,すべての設定の結果を統合します。

  1. NNMiは最初にifType Filters(Column6)を評価します。このインタフェースグループに含まれるためには,インタフェースは少なくとも一つの定義に一致する必要があります。

  2. NNMiは次にAdditional Filters(Column7)を評価します。このインタフェースグループに含まれるためには,すべてのAdditional Filtersの定義もパスする必要があります。

  3. Node Group(Column5)がこのインタフェースグループに指定されている場合,このグループ内の任意のインタフェースは,そのノードグループのメンバーであるノードに含まれている必要があります。

空白行または「#」で始まる行はコメントとして無視されます。次のコメントを1行目に追加することで,必要となるカラムの構文の参考になります。

#InterfaceGroupName,[Notes],[AddtoFilterList],[AddtoPerformanceFilterList],[NodeGroupName],[ifType1;...],[AdditionalFilters]

Note

フィルター値を入力する場合,特殊文字「"」,「(」,「)」,「:」および「;」は使用しないでください。特殊文字を使用したい場合は,「\」でエスケープしてください。例えば

カラム7では,ダブルクォートをダブルクォートでエスケープする,RFC4180の規則は適用されません。その結果,次のようなファイルを作成します。

"My Group",,,,,,"ifAlias = circuit\(57\)"

"My Group",,,,,,"ifAlias = circuit\"57\""

Use of Microsoft Excel

カンマ区切りファイルを作成する場合,Microsoft Excelが手ごろなツールですが,CSVファイルではカラム幅,コメントなどが維持されません。nnmloadinterfacegroups.ovplの入力ファイルをネイティブのXLSフォーマットとして保存後に,"名前を付けて保存(A)..."を実行してCSVファイルを作成するのが賢明です。この場合,XLSフォーマットのファイルにExcelコメントを追加し,カラム幅を拡大することが可能であり,カンマ文字をエスケープする必要もありません。

Microsoft Excel で先頭に#がある行でカンマを入力すると,XLSファイルをCSVファイルとして保存したときに,コメントなしのエントリができます(#で始まる名前を持つインタフェースグループが作成されます)。

EXAMPLES

CSVファイルの内容例は次のようになります。

Point to Point Interfaces,Point to Point Interfaces are usually associated with dial-up.,1,,,ppp;pppMultilinkBundle;propPointToPointSerial;slip

CSVファイルのカラム1に定義したNameに一致する既存のインタフェースグループを上書きしないように,CSVファイルからインタフェースグループを読み込むには;

nnmloadinterfacegroups.ovpl -u system -p myadminpasswd -f /tmp/test.csv

CSVファイルのカラム1に定義したNameに一致する既存のインタフェースグループを上書きして,CSVファイルからインタフェースグループを読み込むには:

nnmloadinterfacegroups.ovpl -u system -p myadminpasswd -r true -f /tmp/test.csv

AUTHOR

nnmloadinterfacegroups.ovpl was developed by Micro Focus.

FILES

SEE ALSO

nnmconfigimport.ovpl, nnmloadnodegroups.ovpl, nnm.properties.