Hitachi

JP1 Version 12 JP1/Network Node Manager i セットアップガイド


13.4 NNMiにNATを実装する方法

NNMiでは,テナント/IPアドレスのペアを使用して各ノードを識別することによって,NAT環境を管理します。NNMi管理者は,NATアドレスドメインごとにテナント定義を作成します。テナントによって,ノードの論理グループが識別されます。例えば,インターネットプロバイダーのネットワークに,プライベートIPアドレスを実装した顧客が複数存在するとします。インターネットプロバイダーは,NNMi内で各顧客のノードを,個々の顧客を識別する特定のテナント名に割り当てることができます。そのテナントの論理グループ内では,次のようになります。

使用しているNATプロトコルによって,NNMiの実装方法や要件が異なる場合があります。例えば,動的NATまたは動的PATを使用している場合,追加のハードウェアおよびライセンスが必要になります。NATプロトコルのタイプに基づいて,適切な節を参照してください。

詳細については,「13.6.6 ネットワークアドレス変換(NAT)環境でのNNMiの配備」および「13.6.7 状態とステータスのNNMi計算」を参照してください。