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JP1 Version 12 JP1/Performance Management - Agent Option for Microsoft(R) Exchange Server


アラーム一覧

PFM - Agent for Exchange Serverの監視テンプレートで定義されているアラームは,「PFM Exchange Template Alarms 10.00」というアラームテーブルにまとめられています。「10.00」は,アラームテーブルのバージョンを示します。

Exchange Server 2010の役割に対応したアラームテーブルがあります。

PFM Exchange Template Alarms [CLA] 10.00 :クライアントアクセスの役割:

PFM Exchange Template Alarms [HUB] 10.00 :ハブトランスポートの役割:

PFM Exchange Template Alarms [MAL] 10.00 :メールボックスの役割:

PFM Exchange Template Alarms [UFM] 10.00 :ユニファイドメッセージングの役割:

PFM Exchange Template Alarms [EDG] 10.00 :エッジトランスポートの役割:

注※

PFM Exchange Template Alarms [EDG] 10.00は,Exchange Server 2013以降のエッジトランスポートの役割にも対応しています。

また,Exchange Server 2013の役割に対応したアラームテーブルもあります。

PFM Exchange Template Alarms [CAS] 10.00 :クライアントアクセスの役割:

PFM Exchange Template Alarms [MBX] 10.00 :メールボックスを含む役割:

注※

Exchange Server 2016環境では,クライアントアクセスの役割のアラームテーブルは使用しません。

このアラームテーブルは,PFM - Web Consoleの[アラーム階層]タブに表示される「Exchange」フォルダに格納されています。

監視テンプレートで定義されているアラームを次の表に示します。

表5‒1 アラーム一覧

アラーム名

説明

% Free Space

論理ディスクの総容量に対し,使用できるディスク容量を監視します。この値は,監視間隔の平均値となります。

% Tot Processor Time

休止状態でない,スレッドのプロセッサータイムを監視します。この値はプロセッサーの基本情報です。サービスが休止状態の時間を計算し"100%"から引いた値となります。この値は,監視間隔の平均値となります。

% Usage

ページファイルインスタンスの総計を監視します。メモリーボトルネックが存在する場合に,使用中であるページファイルがどの程度かを示します。この値は,監視間隔の平均値となります。

Error Access Perm

クライアントからのアクセスが失敗した回数を監視します。この値は不適切なアクセスが実行された回数を示します。この値は,監視間隔の平均値となります。

Errors System

内部サーバエラーが発生した数を監視します。予期されないサーバエラーは,サーバ内部に問題があります。この値は,監視間隔の平均値となります。

Interrupts/sec

ハードウェア割り込みが発生した平均値を監視します。システムクロック,ディスクドライブ,マウスなどのデバイスに対する割り込み状況を示します。この値は,監視間隔の平均値となります。

Mem Available Bytes

利用可能な物理メモリーのサイズを監視します。システムや実行中のプロセスが現在使用していないメモリー容量を示します。この値は,監視間隔の平均値となります。

Pages/sec

ページフォールトを解決するためにディスク読み込み/書き込みされたページの数です。この値は,監視間隔の平均値となります。

Disk Reads/sec

ディスク読み込みの1秒当たりの回数です。この値は,監視間隔の平均値となります。

Disk Writes/sec

ディスク書き込みの1秒当たりの回数です。この値は,監視間隔の平均値となります。

Pooled Non Page Bytes

サーバが使用しているメモリーでページに使用されないバイト数です。この値は,監視間隔の平均値となります。

Retry Mailbox Q-Len

再試行メールボックス キュー内の再試行中のアイテム数です。この値は,監視間隔の平均値となります。

Active Mailbox Q-Len

アクティブなメールボックス キュー内のアイテム数です。この値は,監視間隔の平均値となります。

SMTP Sent Msgs/sec

1秒間にSMTPSendコネクタによって送信されたメッセージの数です。この値は,監視間隔の平均値となります。

SMTP Rcvd Msgs/sec

1秒間にSMTPサーバで受信したメッセージの数です。この値は,監視間隔の平均値となります。

Avg Receive Byte/Msg

受信したメッセージごとの平均バイト数です。この値は,監視間隔の平均値となります。

MTA Work Q-Len

MSExchange IP Private(ハブトランスポート機能のサーバ内蓄積)についてのある一定の時間を単位としたパフォーマンスデータです。この値は,監視間隔の平均値となります。

Msgs Delivered/sec

すべての受信者にメッセージが配信される1秒当たりの数です。この値は,監視間隔の平均値となります。

Msgs Sent/sec

トランスポートに送信されるメッセージの1秒当たりの数です。この値は,監視間隔の平均値となります。

Msg Rec Del/min MPTS

プライベートシステムインフォメーションストアに配信されたメッセージの1分当たりの数です。この値は,監視間隔の平均値となります。

RPC Slow Packets

過去1024パケットの中で待ち時間が2秒を超えるRPCパケットの数です。この値は,監視間隔の平均値となります。

RPC Avg Latency

RPCの待ち時間(過去1024パケットの平均をミリ秒単位で表示)です。この値は,監視間隔の平均値となります。

RPC Ops/sec

RPC処理の速度です。この値は,監視間隔の平均値となります。

RPC Req

インフォメーション ストアで現在処理されているクライアント要求の数です。この値は,監視間隔の平均値となります。

OWA Req/sec

1秒間にOutlook Web Accessによって処理された要求の数です。この値は,監視間隔の平均値となります。

OWA Avg Response Tm

OEHまたはASPX要求の開始から終了までに要した平均時間 (ミリ秒)です。この値は,監視間隔の平均値となります。