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JP1 Version 12 JP1/Performance Management - Agent Option for Microsoft(R) Exchange Server


3.4.2 PFM - ManagerおよびPFM - Web ConsoleへのPFM - Agent for Exchange Serverの登録

PFM - ManagerおよびPFM - Web Consoleを使ってPFM - Agentを一元管理するために,PFM - ManagerおよびPFM - Web ConsoleにPFM - Agent for Exchange Serverを登録する必要があります。

PFM - Managerのバージョンが08-50以降の場合,登録は自動でされるため,ここで説明する手順は不要です。

ただし,PFM - Managerよりリリース時期が新しいPFM - Agentについては手動登録が必要になる場合があります。手動登録の要否については,PFM - Managerのリリースノートを参照してください。なお,PFM - Agent for Exchange Serverのデータモデルのバージョンについては,「付録H バージョン互換」を参照してください。

PFM - Agentの登録の流れを次に示します。

図3‒5 PFM - Agentの登録の流れ

[図データ]

重要
  • PFM - Agent for Exchange Serverの情報を登録する作業では,PFM - Web Consoleの[レポート階層]タブおよび[アラーム階層]タブに「Exchange」という名前のフォルダが作成されます。すでに「Exchange」という名前のフォルダまたはファイルがある場合には,名前を変更してから作業を始めてください。

  • すでにPFM - Agent for Exchange Serverの情報が登録されているPerformance Managementシステムに,新たに同じバージョンのPFM - Agent for Exchange Serverを追加した場合,PFM - Agentの登録は必要ありません。

  • バージョンが異なるPFM - Agent for Exchange Serverを,異なるホストにインストールする場合,古いバージョン,新しいバージョンの順でセットアップしてください。

  • PFM - Managerと同じホストにPFM - Agentをインストールした場合,jpcconf agent setupコマンドが自動的に実行されます。共通メッセージログに「KAVE05908-I エージェント追加セットアップは正常に終了しました」と出力されるので,結果を確認してください。コマンドが正しく実行されていない場合は,コマンドを実行し直してください。コマンドの実行方法については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」のコマンドについて説明している章を参照してください。

〈この項の構成〉

(1) PFM - Agent for Exchange Serverのセットアップファイルをコピーする

PFM - Agent for Exchange ServerをインストールしたホストにあるセットアップファイルをPFM - ManagerおよびPFM - Web Consoleをインストールしたホストにコピーします。手順を次に示します。

  1. PFM - Web Consoleが起動されている場合は,停止する。

  2. PFM - Agent のセットアップファイルをバイナリーモードでコピーする。

    ファイルが格納されている場所およびファイルをコピーする場所を次の表に示します。

    表3‒2 コピーするセットアップファイル

    コピー先

    PFM - Agent の

    セットアップファイル

    PFMプログラム名

    OS

    コピー先フォルダ

    PFM - Manager

    Windows

    PFM - Managerのインストール先フォルダ\setup\

    インストール先フォルダ\setup\jpcagtyw.EXE

    UNIX

    /opt/jp1pc/setup/

    インストール先フォルダ\setup\jpcagtyu.Z

    PFM - Web Console

    Windows

    PFM - Web Consoleのインストール先フォルダ\setup\

    インストール先フォルダ\setup\jpcagtyw.EXE

    UNIX

    /opt/jp1pcwebcon/setup/

    インストール先フォルダ\setup\jpcagtyu.Z

(2) PFM - Managerホストでセットアップコマンドを実行する

PFM - ManagerでPFM - Agent for Exchange Serverをセットアップするための次のコマンドを実行します。

jpcconf agent setup -key Exchange

ここでは,対話形式の実行例を示していますが,jpcconf agent setupコマンドは非対話形式でも実行できます。jpcconf agent setupコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」のコマンドについて説明している章を参照してください。

重要

コマンドを実行するローカルホストのPerformance Managementのプログラムおよびサービスが完全に停止していない状態でjpcconf agent setupコマンドを実行した場合,エラーが発生することがあります。その場合は,Performance Managementのプログラムおよびサービスが完全に停止したことを確認したあと,再度jpcconf agent setupコマンドを実行してください。

PFM - ManagerホストにあるPFM - Agentのセットアップファイルは,この作業が終了したあと,削除してもかまいません。

(3) PFM - Web Consoleホストでセットアップコマンドを実行する

PFM - Web ConsoleでPFM - Agent for Exchange Serverをセットアップするための次のコマンドを実行します。

jpcwagtsetup

PFM - Web ConsoleホストにあるPFM - Agentのセットアップファイルは,この作業が終了したあと削除してもかまいません。