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JP1 Version 12 JP1/Performance Management - Agent Option for Microsoft(R) Exchange Server


3.2.6 障害発生時の資料採取の準備

トラブルが発生した場合にメモリーダンプやユーザーモードプロセスダンプなどが必要になることがあります。トラブル発生時にこれらのダンプを採取する場合は,あらかじめメモリーダンプやユーザーモードプロセスダンプが出力されるように設定してください。

〈この項の構成〉

(1) メモリーダンプの出力設定

  1. [コントロールパネル]から[システム]をダブルクリックする。

  2. [詳細設定]ページの[起動と回復]の[設定]ボタンをクリックする。

  3. [デバッグ情報の書き込み]で,[完全メモリダンプ]を選択し,出力先のファイルを指定する。

注意

メモリーダンプのサイズは,実メモリーのサイズによって異なります。搭載している物理メモリーが大きいと,メモリーダンプのサイズも大きくなります。メモリーダンプを採取できるだけのディスク領域を確保してください。詳細は,OS付属のドキュメントを参照してください。

(2) ユーザーモードプロセスダンプの出力設定

次のレジストリを設定することによって,アプリケーションプログラムの異常終了時,即座に調査資料のユーザーモードプロセスダンプを取得できます。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\Windows Error Reporting\LocalDumps

このレジストリキーに,次のレジストリ値を設定します。

注意
  • レジストリを設定することで,JP1だけでなくほかのアプリケーションプログラムでもユーザーモードプロセスダンプが出力されるようになります。ユーザーモードプロセスダンプの出力を設定する場合はこの点をご注意ください。

  • ユーザーモードプロセスダンプが出力されると,その分ディスク容量が圧迫されます。ユーザーモードプロセスダンプが出力されるように設定する場合は,十分なディスク領域が確保されているダンプ出力先フォルダを設定してください。