2.1.1 パフォーマンス監視の目的
パフォーマンスを監視することは,Exchange Serverのシステム環境の構築や管理で重要な作業です。
PFM - Agent for Exchange Server を用いたパフォーマンス監視は,主に次の目的で使用できます。
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Exchange Serverのシステムが正常に運用されているかどうかを監視する稼働状況監視
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Exchange Serverのシステムが十分なサービスを提供しているかどうかを監視する性能情報監視
Exchange Serverのシステムを運用する場合,Exchange Serverのシステムを構成する要素が正しく稼働しているか,または,Exchange Serverのシステムが十分な性能のサービスを提供しているかどうかを確認することは,大変重要なことです。
このように,Exchange Serverのシステムを安定稼働させるには,PFM - Agent for Exchange Serverを用いて正しくパフォーマンスを監視することが重要です。
ここでは,PFM - Agent for Exchange Serverを用いてパフォーマンスを監視し,Exchange Serverのシステムを安定稼働させる方法について紹介します。
パフォーマンスの監視方法について,例を挙げて紹介しますが,しきい値はあくまで参考値です。具体的なしきい値については,ベースラインを測定し決定してください。
また,具体的な設定項目については,Exchange Serverのシステムの運用形態に合わせて検討してください。